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ゲーム好きで「俳優界のオタク」…松坂桃李の当たり役、仲野太賀「みんなそう思ってますって」

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 「あやや」がいれば何もいらない――。「ハロー!プロジェクト」のアイドルに魅せられた男たちの“遅れてきた青春”を描く映画「あの頃。」が、19日に公開される。あややこと松浦亜弥さん推しの主人公を演じるのは、松坂桃李さん。ミキティこと藤本美貴さん推しのハロヲタ役は、仲野太賀さん。おおらかな兄とヤンチャな弟のような、2人のトークをお届けします!

気持ちを抑えられない

俳優の仲野太賀さん(左)と松坂桃李さん=米山要撮影
俳優の仲野太賀さん(左)と松坂桃李さん=米山要撮影

 ――「同じものが好き」という絆で結ばれた友情物語の主人公。ゲーム好きで、「俳優界のオタク」である松坂さんの当たり役では?

 松坂 誰がそんなこと言ってるんですかっ!?

 仲野 ククッ。いや、みんなそう思ってますって。

 松 おかしいでしょ。でも、「君も好きなんだね」っていう、仲間を見つけた瞬間の喜びはよくわかる。僕も、同じゲームが好きだと知ると、面識のない方にもツイッターで話しかけちゃったりするから。

 仲 気持ちを抑えられない。

 松 うん。

 仲 自伝的なコミックエッセーが原作で、実話だということに驚いたんですよ。

 松 登場するハロヲタの面々が個性豊かだもんね。

 ――特に、仲野さんが演じるコズミンは、仲間からの評価が「ケチ、スケベ」「プライド高くてヤなヤツ」「ネット弁慶」など散々。

ミキティ推しのコズミン役の仲野さん(c)2020『あの頃。』製作委員会
ミキティ推しのコズミン役の仲野さん(c)2020『あの頃。』製作委員会

 仲 すごいキャラだけど、劣等感と自尊心がない交ぜになる心情は共感できる。強いけど弱いところが、いとおしく見えたらなと思って演じました。コズミンはミキティ推しなんですけど、役作りのために映像を見たら一瞬でほれた。好きになるのに時間はいらなかった。

 松 そうね! あややもだけど、ホントかわいいもんね。声も表情も衣装も、すべてが輝かしい。

 仲 キラッキラしてる。「好きになっていいんだよ☆」って言われてる感じ。

 ――モーニング娘。の「恋ING」を、「♪久しぶりに夢中」と仲間で熱唱する場面は感動的。

 仲 撮影もすごく楽しかった。「芹澤さん(ナカウチ役の芹澤興人さん)、歌ってないじゃないすか!」「いや歌ってるよ!」とか言い合いながら練習して。

 松 まさに青春。現場で作品を“あっためた”感覚が強いです。

どうせ映ってねぇし

 松 太賀とはたくさん共演してきたけど、最初は「アントキノイノチ」(2011年公開、岡田将生さんと栄倉奈々さん主演)か。

 仲 はい。

俳優の松坂桃李さん=米山要撮影
俳優の松坂桃李さん=米山要撮影

 松 瀬々(敬久)監督が怖くてメチャメチャ緊張していたら、僕の本番のとき、太賀がカメラの後ろから笑わせてきたの! 覚えてる?

 仲 えっ。サイテー!!

 松 コ、コイツやりよった!と思った。

 仲 覚えてない……。ヒドイですね僕。ヒマだったんです、セリフもなくて。超くすぶってたんですよ。気持ちがすさんでたのかも。「いいわ、どうせ映ってねぇし!」みたいな。

原作者・剱樹人役の松坂さん(c)2020『あの頃。』製作委員会
原作者・剱樹人役の松坂さん(c)2020『あの頃。』製作委員会

 松 いたずらっ子だったでしょ? そう言うけど、太賀はずっと「いてほしい」存在だったよ。「(キャストに)入れたい」と、色んな監督が名前を挙げていた。

 仲 もちろん、手を差し伸べてくださる方もいました。だけど、「誰にも相手にされない」って感覚がずっとあったんですよね。デビュー10年に、ドラマ「ゆとりですがなにか」に出演して、ようやく道が開けた。

人生初の壁ドン

 ――この作品も松坂さんと共演。ゆとりモンスターの山岸役を怪演して、一躍注目を集めました。

 松 でも、こっちとしては驚きはなかったんです。太賀がブレイクって、そりゃそうなるでしょうと。

 ――お互いの演技について。

 仲 これまで何度もご一緒して、そのたびに全然違う「松坂桃李」がいるんですよ。で、今回もまだ、別の引き出しがあるのかと。

 松 いやいやいや……。

 仲 「松坂桃李」という器に、役が入っては抜けてまた入って。シンクロぶりがすごい。出演作を見てますと、自分の限界を試している感じもする。映画「孤狼の血」の桃李くんは、人間の危うさを体現していてびっくりしたな。「どこまで行っちゃうの?」って。

 松 太賀だって、引き出しをたくさん持ってるじゃない。共演すると、予期せぬことを仕掛けてきてくれて、こっちも感情が高ぶる。助けられているよ。

 仲 ……(恐縮)。

 松 ドラマ「この恋あたためますか」も見たよ。こんな役やってる☆って。「俺が再起動してあげるから」って、キュンキュンさせてきよるな、コイツ。

 ――森七菜さん演じるヒロインに片思いするパティシエ役。彼女を励ます場面が「胸キュン」と評判に。

 仲 人生初、壁ドンしちゃいました(照)。

 松 また一つ、引き出しを増やしよったなと。王道の恋愛ドラマで大きな役を演じて、作品に安定をもたらしていた。「こっちの球だって投げられるけど?」って。同世代俳優からしたら脅威なんじゃないかな。

俳優の仲野太賀さん=米山要撮影
俳優の仲野太賀さん=米山要撮影

 仲 うれしいし、励みになる。でも、「恋あた」で僕を好きになってくれた方が「あの頃。」を見たら、ファンやめちゃう。「何この人、推し間違えた!」って。正反対の役だもん。

 松 やめないっしょ!! それがいいんじゃん、それが面白いのよ。

ミニ四駆とバンド活動

 2人に、“推し”の今昔について聞いた。

 松 10代の頃は、ミニ四駆に夢中だった。高価だからそんなに買えなかったけど。コロコロコミックとかコミックボンボンとかの分厚い漫画雑誌や段ボールで、コースを自分で作ってたの。

 仲 目に浮かぶな!

 松 作りがモロいので、コースアウトが激しかったんですよ……。

 仲 僕の青春時代は音楽かな。銀杏BOYZ、くるり。どハマりしました。友達とバンドを組んでは解散して、全部で20ぐらい組みましたね。

 松 活動はしないのね?

 仲 バンド名決めて解散するだけです。音楽できたらカッコいいだろうなって、憧れてました。

 松 今は何に夢中なんだろう……? 熱中しちゃうとお金かかるじゃない。

 仲 時計とか車とかね。

 松 新しい推しを見つけて、のめり込みたいけど。

 仲 ブレーキを取っ払いたいですね。

     ◇

 なかの・たいが 1993年2月7日生まれ、東京都出身。2006年に俳優デビュー。宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですがなにか」(16年)で脚光を浴びる。主な出演作は、映画「私の男」「50回目のファーストキス」、ドラマ「仰げば尊し」「今日から俺は!!」など。

 まつざか・とおり 1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。2009年に「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ「わろてんか」「この世界の片隅に」、映画「蜜蜂と遠雷」など。映画「孤狼の血」で、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した。

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1847941 0 エンタメ・文化 2021/02/17 08:44:00 2021/02/17 08:44:00 2021/02/17 08:44:00 オールアバウト、俳優の仲野太賀さん(左)と松坂桃李さん(18日、東京都千代田区で)=米山要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210212-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail

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