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大江健三郎さん、自筆作品の原稿1万枚超を東大文学部に寄託…自作にかける強い執念伝わる資料

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 ノーベル文学賞を受賞した作家の大江健三郎さん(86)が、1万枚を超える自筆原稿を母校の東京大文学部に寄託した。同大が12日、発表した。大学在学中に執筆した著名な短編「死者のおごり」をはじめ、原稿や校正ゲラなど寄託資料は約50点に上る。

 東京大文学部は「大江健三郎文庫」(仮称)を設立し、大江文学を中核とする日本近代文学の研究拠点にするという。

寄託された「同時代ゲーム」の自筆原稿(東京大文学部提供)
寄託された「同時代ゲーム」の自筆原稿(東京大文学部提供)

 大江さんは1954年、東大に入学。仏文科に進学後、東京大学新聞に書いた短編が評判を呼び、58年に「死者の奢り」が芥川賞候補となった。今回、本人の意向などを踏まえ、初めてまとまった形で、公的機関に原稿などが寄託された。

 原稿を何度も推敲すいこうすることで大江さんは知られ、79年に刊行された「同時代ゲーム」の自筆原稿は、おびただしい挿入や修正の跡がある。自作にかける強い執念が、原稿用紙から伝わる資料となっている。

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1838135 0 エンタメ・文化 2021/02/12 16:00:00 2021/02/12 16:56:00 2021/02/12 16:56:00 寄託された「同時代ゲーム」の自筆原稿(東京大文学部提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210212-OYT1I50048-T.jpg?type=thumbnail

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