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ベルリン国際映画祭、濱口竜介監督「偶然と想像」が銀熊賞…「審査員からの賞が嬉しく誇らしい」

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濱口竜介監督
濱口竜介監督

 【ベルリン=石崎伸生】オンラインで開催されていた第71回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門の受賞結果が5日発表され、濱口竜介監督(42)の「偶然と想像」が審査員大賞(銀熊賞)を受賞した。同賞は最高賞の金熊賞に次ぐ位置づけ。

 同映画祭のコンペに出品された日本作品からは近年、寺島しのぶさん(2010年)、黒木華さん(14年)がそれぞれ最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞しているが、作品に対する賞は、02年に「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)が金熊賞を受賞して以来。

濱口竜介監督「偶然と想像」の一場面 (c)2021 Neopa/Fictive
濱口竜介監督「偶然と想像」の一場面 (c)2021 Neopa/Fictive

 「偶然と想像」は3話から成る短編集。濱口監督が脚本も手がけた。親友が自分の元交際相手と意気投合したことで心が乱れる女性を軸とした「魔法(よりもっと不確か)」など、それぞれ2~3人の主要登場人物による会話劇だ。日本公開は未定。

 受賞を受け、濱口監督は「経験豊かな監督たちがそろった『審査員からの賞』が贈られたということを心からうれしく、誇らしく思っています。撮影中ずっと、役者の演技を見ながら、カメラの後ろで驚いていました。その驚きが海を超えて伝わったことに感激しています」などとコメントした。

 濱口監督は神奈川県出身。東京芸大大学院映像研究科修了。三大映画祭では、18年の「寝ても覚めても」で仏カンヌ国際映画祭のコンペ部門に参加。また、昨年、伊ベネチア国際映画祭で黒沢清監督が監督賞(銀獅子賞)を受賞した「スパイの妻<劇場版>」では共同脚本を担当。国内外での評価を高める中での受賞となった。

 今年のベルリン国際映画祭は、新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し、2回に分けて実施。授賞式は、6月に開催予定の一般向けのイベントの中で行われる。

 映画評論家の斎藤敦子さんの話「濱口監督は、欧州での評価も高く、いつ、どの映画祭が賞を授けるか注目されていた。特徴は映画話法への果敢な試み。今回の作品も、最初の設定が次々にひっくり返っていくところが面白かった。濱口監督から下の世代が世界の映画祭に出てくる時が来た気がする」

主な結果は以下の通り

 ▽金熊賞=「バッド・ラック・バンギング・オア・ルーニー・ポルノ」(ラドゥ・ジュード監督)▽審査員賞=「ミスター・バッハマン・アンド・ヒズ・クラス」(マリア・シュペート監督)▽監督賞=デーネシュ・ナギー監督(「ナチュラル・ライト」)▽主演賞=マレン・エッゲルト(「アイム・ユア・マン」)▽助演賞=リラ・キツリンガー(「フォレスト―アイ・シー・ユー・エブリウェア」)▽脚本賞=ホン・サンス(「イントロダクション」)▽芸術貢献賞=イブラン・アスアド(「ア・コップ・ムービー」の編集に対し)

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1889198 0 エンタメ・文化 2021/03/05 21:07:00 2021/03/05 23:46:44 2021/03/05 23:46:44 濱口竜介監督「ハッピーアワー」。3部構成、5時間17分。上映時間の短縮も考えたが「この映画のポテンシャルを最大に生かしたバージョンを観客に届けることが大事なんじゃないだろうかと思いました」。2015年11月20日撮影。同年12月18日夕刊掲載。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210305-OYT1I50067-T.jpg?type=thumbnail

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