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18歳で書いた「酒と泪と男と女」、河島英五さんの創作ノート初公開へ…遺族らが没後20年機に

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18歳の時に書かれた「酒と泪と男と女」の歌詞。発表曲とは違ったフレーズがある
18歳の時に書かれた「酒と泪と男と女」の歌詞。発表曲とは違ったフレーズがある

 48歳で急逝した歌手・河島英五さんの没後20年を機に、遺族らが創作ノートなどを来月初公開する。大ヒット曲「酒となみだと男と女」は18歳の若さで書かれ、早熟な才能と推敲すいこうの跡がうかがえる。どこか不器用な人々に寄り添う曲の数々はファンを魅了した。発案した長女のタレント、あみるさん(43)は「コロナ禍の今だからこそ、父の優しいまなざしに触れてほしい」と願う。

河島英五さん(1992年撮影)
河島英五さん(1992年撮影)

 大阪府出身の河島さんは、高校時代にバンドを結成し、1975年にファーストアルバム「人類」を発表。翌年の解散後はソロに転じ、「野風増のふうぞ」「時代おくれ」などもヒットした。阪神大震災の遺児支援コンサートを毎年続けたが、病弱な体質で2001年にC型肝炎で他界した。

 作詞作曲は中学生の頃から始め、500曲以上を手がけた。大阪府四條畷市内の自宅には30冊近い創作ノート、ギターや得意だった絵などが残されているという。

 「人類」に収録された「酒と――」の歌詞は1970年5月26日付のページに初めて登場する。あみるさんによると、河島さんが親戚の集まりに参加した時、場を切り盛りする女性の姿などをみて着想したと言い、細やかな観察眼がみてとれる。

 ノートは、1メートル82の体格からはイメージしづらい丸みのある字でつづられている。サビの「のんで のんで のまれて のんで」という名フレーズは完成していたが、歌い出しの「忘れてしまいたい事や」の部分は「忘れてしまいたいことがいっぱいで」とあり、発表曲とは違う点も多かった。翌年のノートでは今の歌詞になり、ギターコードもついていた。

 71年に高校の卒業式でゲリラ的に歌った「出発」は、69年の時点では曲名が「分かってほしい大人たちよ」で、アルバム収録時にはない歌詞もあった。

 父の曲を歌うあみるさんは「ギターに合わせてみて、歌いづらい箇所を直したのだろう。人に伝える言葉にこだわっていた」と話す。

 ノートの公開を決めたのは、父を知らない世代に歌を届けたいという願いからだ。「生きることへの思いが強く、繊細で優しかった。青春の葛藤、社会への反発など、歌に込めたものを感じてほしい」と期待する。

 河島英五展は命日の4月16日、京都文化博物館別館(京都市中京区)で開幕する。問い合わせは事務局(075・251・8150)。

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1895117 0 エンタメ・文化 2021/03/08 18:37:00 2021/03/10 13:50:41 2021/03/10 13:50:41 1970年5月26日に河島が書いた「酒と泪と男と女」の歌詞メモ。少し乱れた字で発表曲とは違った歌詞が見られる。クレジット不要 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210308-OYT1I50057-T.jpg?type=thumbnail

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