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直立不動・えんび服・ロイド眼鏡…東海林太郎像、生まれ故郷でお披露目

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東海林太郎の立像のできばえを確かめる佐々木さんら(27日、秋田市で)
東海林太郎の立像のできばえを確かめる佐々木さんら(27日、秋田市で)

 戦前から戦後にかけて活躍した国民的歌手・東海林太郎(1898~1972年)の功績をたたえる立像が27日、生まれ故郷の秋田市でお披露目された。すでに胸像はあったが、代名詞の「直立不動」で歌う姿を形に残したいと有志が立ち上がり、制作に至った。

 東海林はえんび服にちょうネクタイ、ロイド眼鏡がトレードマーク。姿勢を崩さず、まっすぐ前を見つめて歌う姿で知られる。「赤城の子守唄」「国境の町」などのヒット曲があり、NHK紅白歌合戦にも第1回を含めて計4回出演した。

 旧制秋田中(現秋田高)を卒業後、一度は音楽の道を志したが、父の反対で早稲田大に進学。当時の南満州鉄道に就職しても夢をあきらめきれず、35歳でプロ歌手になった。

 立像制作を計画したのは、東海林太郎音楽館(秋田市)館長の佐々木三知夫さん(75)。自身も早稲田大出身で、東海林の歌への情熱に心酔し、功績を伝える活動を続けてきた。

 秋田市の旧県民会館の敷地の一角には1975年、東海林の胸像が設置された。元々立像にする予定だったが、資金難で変更した経緯があった。「いつか立像を」と思っていた佐々木さんは、2018年からの同館の解体工事にともなって胸像が撤去されたのを機に、「今が最後のチャンス」と募金活動を始めたところ、遠く九州や台湾からも集まった。

 結婚指輪やボタンなど細部まで再現した立像は、千秋公園内に今月完成した市文化創造館そばに設置された。「歌手として、この私の立つ一尺四方は道場だ」という言葉を残し、有名になった後も場所を選ばずキャバレーなどでも歌った東海林。造形を担当した大潟村で活動する彫刻家・鎌田俊夫さん(76)は「その心意気にほれこんだ」と話す。

 27日の除幕式では、「今にも歌い出しそう」と歓声が上がった。佐々木さんは「音楽にかけた東海林さんの生涯を若い世代に伝えたい」と話していた。

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1943375 0 エンタメ・文化 2021/03/28 15:00:00 2021/03/28 15:00:00 2021/03/28 15:00:00 東海林太郎の立像のできばえを確かめる佐々木さん(左)ら(3月27日午前11時18分、秋田市で)=大塚健太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210328-OYT1I50022-T.jpg?type=thumbnail

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