近世演劇の研究者、鳥越文蔵・早大名誉教授が死去…89歳
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人形浄瑠璃、歌舞伎など近世演劇の研究者で、早稲田大名誉教授の鳥越文蔵(とりごえ・ぶんぞう)氏が5日、呼吸不全で死去。89歳だった。喪主は長女、明日香さん。
上演が途絶えていた古浄瑠璃「弘知法印御伝記(こうちほういんごでんき)」や近松門左衛門の「出世景清」全段の復活上演に尽力するなど、多くの功績を残した。著書に「近松門左衛門―虚実の慰み」など。早大演劇博物館館長、山口県民芸術文化ホール(ルネッサながと)館長などを歴任した。1992年に芸術選奨文部大臣賞、97年に紫綬褒章。
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