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愛される理由は自由さ、ロングセラーが突然の再注目も…出版界活気づける新書

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[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「新書」。

 出版不況と言われる中で、手軽に幅広い知識を得られる新書が根強い人気を誇る。日本の教養新書御三家の一つ「中公新書」は、1962年の創刊からの累計発行部数が2月で1億冊を突破した。愛される理由は、学術的なものから今の時代の旬な話題まで、硬軟多様な知識を一冊に収められる自由さにある。

中公新書 累計発行1億冊突破

 飛行機に乗る客が読む本を求め、話題の新書が売れる店の一つと言われる東京都の羽田空港にある山下書店羽田店。この店で現在、平積みの新書がある。

 中公新書の「ルワンダ中央銀行総裁日記」。日銀マンだった服部正也さんが1965年、突然にアフリカのルワンダの中央銀行総裁に任命され、財政改革に悪戦苦闘した貴重な記録だ。

 この本は元々、72年に刊行された。同店の里見清さん(48)は改めて読み、「強い使命感と正義感を持つ著者。『半沢直樹』のようだと思った」という。里見さんが本の魅力をツイッターでつぶやいたことなどがきっかけの一つとなり、今年2月から6万部増刷した。

 一般書と比べ、手頃な価格で手に取れる新書は、このようにロングセラーが突然、再注目されることもある。本の内容はもちろん販売面でも、日本の出版界を活気づける存在だ。

手軽なサイズ 絶妙な分量

 日本の新書の歴史は、岩波新書創刊の38年に始まる。モデルは、社会科学や歴史などのテーマを分かりやすく紹介する英国の「ペリカン・ブックス」。人々により安く、手軽なサイズで必要な教養を届けることを目指した。当時採用した縦約17.3センチ、横約10.5センチの判型はほぼ変わっていない。他社を含めて、新書の標準サイズとなった。

 終戦を経て高度経済成長期以降、中公新書や講談社現代新書など「教養新書御三家」と言われる新書が出そろう。90年代以降も、筑摩書房や文芸春秋など主要出版社が次々と参入した。

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