読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

「大阪ではやっていないので」…コナン・るろ剣・ノマド、話題作見たくて「越境鑑賞」

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令で、大阪、京都、兵庫の3府県では、1000平方メートル超のシネマ・コンプレックスが休業。ゴールデンウィーク(GW)中とあって、宣言対象地域外に“越境”する人も出ている。一方、小規模なミニシアターは対象外で、座席制限や消毒の徹底など感染防止対策をとりながら営業を続けている。

「終わればすぐ帰る」

別室からのリモートでスクリーン越しにトークを繰り広げる上西監督らに拍手を送る観客(大阪市淀川区のシアターセブンで)
別室からのリモートでスクリーン越しにトークを繰り広げる上西監督らに拍手を送る観客(大阪市淀川区のシアターセブンで)

 11日までの宣言期間中、3府県のシネコンは軒並み休館。4月16日の公開後、興行収入39億円を突破した「名探偵コナン 緋色ひいろの弾丸」や、同23日公開から同7億円に達した「るろうに剣心 最終章 The Final」などのヒット作はほぼ見られない。「るろうに」は6月に完結作も公開予定で、宣伝担当者は「大事なかき入れ時だっただけに残念。再開時期はまだわからない」とする。

 だが対象地域外のシネコンは営業している。連休中はファンらでにぎわい、中には3府県から足を運んだ人も。「るろうに」鑑賞のため奈良県橿原市のシネコンを訪れた大阪市の男子大学生(19)は「大阪では新作の映画がやっていないので来た」という。米アカデミー賞で作品賞など3冠を獲得したばかりの「ノマドランド」を大津市のシネコンに見に来た京都市の男性(54)は「越境自粛を要請されているが、日頃から大津で映画を見ている。終わればすぐ帰る」と話した。

ミニシアターは営業

 GW初日の4月29日、大阪市淀川区の「シアターセブン」で映画「恋する」のリモート舞台あいさつがあった。定員を7割ほどの約40席に絞り、チケットは完売。観客は、上西雄大監督らが別室で映画について語る様子をスクリーンで楽しんだ。

 上西監督は「こんな時でも見に来てくれ、本当にありがたい」と笑顔。大阪府東大阪市の女性は「コロナでしんどいからこそ映画で気分転換をしたい。GWは毎日でも来たい」と話す。

 番組編成担当の小坂誠さん(33)は「宣言直前まで情報が入らず、右往左往した」と明かす。営業はできたものの、休館と勘違いされるのを懸念し、入り口に営業継続の貼り紙を掲示。SNSでも情報発信している。

「アーヤ」「クレしん」も…公開延期相次ぐ

 日本映画製作者連盟によると、2020年の映画興行収入はコロナ禍の影響で前年比54%の1432億8500万円。発表が始まった00年以降で最低だった。

 今回の宣言で、スタジオジブリの新作「アーヤと魔女」や「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」が公開延期となった。宣言が延長された場合、午後8時以降のレイトショーの取りやめを検討しているミニシアターもあり、影響が広がる可能性もある。

 映画館などでつくる生活衛生同業組合大阪興行協会の山田伸一事務局長は「昨年のGWも緊急事態宣言で営業できず、大きな痛手。要請に応じるしかないが、11日に宣言解除になることを祈るばかり」と話す。大阪市西区の「シネ・ヌーヴォ」の山崎紀子支配人(44)は「資金繰りが本当に厳しい。宣言が延長されると、さらに来場者数が落ち込むのでは」と不安を募らせる。

無断転載・複製を禁じます
2029241 0 エンタメ・文化 2021/05/04 10:45:00 2021/05/04 11:29:29 2021/05/04 11:29:29 満席の映画館でリモート舞台あいさつをする監督らに拍手を送る観客 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210504-OYT1I50026-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)