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愛は「前座」を救う! 寄席休業で修業の場を失った若手を小痴楽らが応援するオンライン落語会

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4月30日、夜の部が終わった浅草演芸ホール。翌日から都内の寄席は休業となった。右下写真は、「前座応援会」を企画した柳亭小痴楽
4月30日、夜の部が終わった浅草演芸ホール。翌日から都内の寄席は休業となった。右下写真は、「前座応援会」を企画した柳亭小痴楽

 若い前座の落語家に活動と経験の場を与えようという有料のオンライン落語会「前座 応援会」が5月8、9日の昼夜計4回、ライブで行われる。新型コロナウイルス対策による緊急事態宣言の発令下で東京都内の四つの寄席(定席)が5月1日から休業し、前座の修業の場がなくなったためだ。会を企画した真打ちの柳亭小痴楽(りゅうていこちらく)は「切羽詰まって思いついた企画だが、少しでも多くの人に前座さんの存在を知っていただき、応援してもらいたい」と話している。

 公演は、両日とも午後1時と4時の2回。各回とも落語芸術協会に所属する3~4人の前座(講談師も含む)が登場し、主任(トリ)を滝川鯉八(こいはち)、小痴楽、桂宮治(みやじ)、春風亭昇々(しょうしょう)という同協会の若手人気真打ちが務める。

 視聴希望者は木戸銭がわりの「投げ銭チケット」の購入が必要。「梅」(1000円)から「特松」(1万円)まで6種類ある。金額の多寡による視聴制限の差はない。予約サイトでチケットを購入すると、イベント当日に視聴URLとパスワードが届く。ライブ終了後も、5月16日23時までアーカイブで楽しめる。予約サイトは https://note.com/zenzaouen/n/nd7ab2e989ce9

 落語家は東京の場合、師匠に入門して二ツ目になるまでの約4年間を前座として主に寄席で過ごす。先輩師匠の着替えを手伝い、お茶を出し、高座の座布団を返し、太鼓をたたくなど諸事をこなしながら一人前の落語家となるための基本を学んでいく。

 その修業の場が現在、閉ざされていることについて小痴楽は「我々もそうだが、特に前座さんたちは寄席休業でいろいろな経験を積むことができず、収入もない状況にある」と危機感を強く感じている。今回の「投げ銭チケット」による収益は前座の出演者だけに分配される。

 各回とも会場は無観客だが、他の演者は客席から高座を見ることにしている。落語の世界には、客席から他の演者の高座を見ることはできないという暗黙のルールがあるが、小痴楽は「今回はあえてそのタブーに挑戦したい。先輩や同期に見られて緊張しまくる前座や、その逆に前座に見られてしどろもどろになるかもしれない真打ち。そういう楽しみもオンラインを通じて感じてほしい」と話している。

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2035522 0 エンタメ・文化 2021/05/07 17:00:00 2021/05/07 18:25:56 2021/05/07 18:25:56 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210507-OYT8I50054-T.jpg?type=thumbnail

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