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吉永小百合「誰かが自分の娘時代を演じるなら…すずちゃんに」

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<STORY3>

 気がつけば、一緒に仕事をする俳優は年下が多くなった。

 21日公開の最新作「いのちの停車場」(成島出監督)で演じる主人公・咲和子が勤める診療所のスタッフを演じるのは、松坂桃李と広瀬すず。映画は彼らの成長の物語でもある。

 「一緒にやってて楽しかったですね。何て言うのかな、テクニックじゃなく、ストレートに気持ちを出していくことができる方たち。感心して見てました」

 現場で心がけているのは、「人の芝居をきちんと受けること」だ。2018年公開の「北の桜守」(滝田洋二郎監督)で共演した堺雅人は当時、「何をやっても受け止めてくださる」と感嘆していた。野球に例えるならキャッチャーだ。

吉永小百合と浜田光夫の名コンビが日本中を泣かせた「愛と死をみつめて」(C)日活
吉永小百合と浜田光夫の名コンビが日本中を泣かせた「愛と死をみつめて」(C)日活

 10代の頃は逆だった。思い出すのは、1964年公開の「愛と死をみつめて」(斎藤武市監督)など、日活時代に名コンビを組んだ浜田光夫のこと。

 「私は直球しか投げないピッチャーだったのですが、どんな暴投をしても浜田さんがしっかり受け止めてくださる。当時はそこまで感じなかったんですけど、今、彼の演技を見ると『すごいな』って思いますね」

 75年公開の「青春の門」(浦山桐郎監督)で共演した仲代達矢からは、「小百合ちゃん、どんな芝居をやってもいいんだよ。どんなふうにも受け止めるから」という言葉をかけられ、感動したことを覚えている。

 「私もできればそういう大きさを持ちたいな、と思っています。『私はこういう芝居をするから、あなたはそれに合わせて』という役者にはなりたくないんですね」

 本作で共演した石田ゆり子、小池栄子、広瀬ら、才能のある後輩の女優には、「なるべく映画を主に出てほしい、映画界を盛り上げてほしい」と願う。

 個性も仕事の選び方もそれぞれ。だから一概には言えないけれど、と断りつつ、「自分の時間を作ることですね。いいものを見たり、聴いたり。旅行することもそう。私自身は若い頃はなかなかできなかったんですけど、そういう余裕を持ってほしいですね」と後進にアドバイスを送る。

 余談ながら、若い頃の吉永小百合と広瀬すずが似ていると、インターネットで評判になったことがある。ご存じでしたか――。

 「それは知りませんでしたね」と笑いながら、「背もそんなに違わないし、顔の作りも……、何となく雰囲気が似てるかなと思っていました」と打ち明ける。

 「1本の映画で、誰かが自分の娘時代を演じるなら、すずちゃんにやってもらえたらなと思っています」

 暴投すれすれの質問も、おおらかに受け止めてくれた。(田中誠)

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2053291 0 エンタメ・文化 2021/05/22 10:07:00 2021/05/22 10:08:16 2021/05/22 10:08:16 吉永小百合と浜田光夫の名コンビが日本中を泣かせた「愛と死をみつめて」(C)日活 ※コピー防止処理をすることを条件に、オンライン転載OK https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210514-OYT1I50082-T.jpg?type=thumbnail

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