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挑戦と進化続ける新政酒造、世界観醸し出す一冊…佐藤社長「造り手の思いが伝わる本」

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 日本酒の銘柄「No.6」などで全国的な知名度を誇る新政酒造(秋田市)の酒造りとその世界観を紹介する書籍「The World of ARAMASA 新政酒造の流儀」=写真=が出版された。企画・編集を担当したフリーライターの馬渕信彦さん(43)は「新政という酒蔵を通して、日本酒の伝統文化としての側面を伝えたい」と語る。

 澄んだ空気に包まれた山あいの田園風景、木桶きおけが整然と並ぶ酒蔵――。書籍では、秋田市河辺の鵜養うやしない地域で進める酒米の無農薬栽培や、木桶仕込みなど、新政酒造の酒造りに象徴される取り組みを、写真を効果的に使って紹介しながら、酒造りの工程をたどる。8代目の佐藤祐輔社長(46)をはじめ、新政の造り手たちのインタビューや、酒瓶のデザインの変遷、蔵の歴史もまとめた。

 全国の酒蔵を取材する馬渕さんが新政酒造と出会ったのは、佐藤社長の就任間もない約8年前。木桶の導入や天然の乳酸菌を醸造に活用する伝統的な製法「生もと造り」のみの製造への切り替えなど、伝統的な酒造りに立ち返り、挑戦と進化を続ける蔵の姿に興味を覚えて毎年訪れた。

 馬渕さんによると、近年は、こうした酒造りが全国に広がっている。「新政は業界に大きな影響を与えた。単なる酒造りだけではなく、日本酒の文化を醸しているところに魅力を感じた」と振り返る。

 その後、一つの酒蔵を通して酒造りの伝統文化をたどり、日本酒のあり方を考えるきっかけとなる本をつくりたいと決意。馬渕さんが佐藤社長に取材を申し込み、約1年間の密着の末に本が出来た。

 取材に全面協力した佐藤社長は「文化を守ろうと、様々な取り組みをしてきたが、全体像を伝える機会はこれまでなかった。普段は目にすることがない蔵の中も写真に収め、私たち造り手の思いが伝わる本になった」と笑顔を見せる。

 馬渕さんは「新政のファンはもちろん、日本酒を知らない人でも読みやすく、興味深い内容になっていると思う。ぜひ手に取ってほしい」と話している。

 全128ページ。三才ブックス。価格は税込み1540円。書店やオンラインストア、一部の酒販店で購入できる。

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2054531 0 エンタメ・文化 2021/05/15 21:02:00 2021/05/15 21:02:00 2021/05/15 21:02:00 発売された「The World of ARAMASA 新政酒造の流儀」 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210514-OYT1I50122-T.jpg?type=thumbnail

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