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田中圭、実在の人物演じる時は「歴史をおろそかにできない」

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 1998年の長野五輪スキージャンプ団体で、日本代表の金メダル獲得を支えたテストジャンパーの実話を基にした感動作「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督)が18日から公開される。主演の田中圭は「埋もれた歴史の一ページを知って」と話す。

映画「ヒノマルソウル」に主演する、俳優の田中圭
映画「ヒノマルソウル」に主演する、俳優の田中圭

 田中が演じる西方仁也は、94年のリレハンメル五輪の同種目銀メダリストの一人。けがが原因となって長野五輪の代表入りは逃し、ジャンプ台が安全かどうかを実際に飛んで確かめる、裏方のテストジャンパーとして参加した。

 「架空の人物を演じるなら、役柄にいろいろ足したり引いたり、化学反応を起こしたりできる。でも、実在の人物を演じる時は、その人の歴史をおろそかにできない」と田中。難しさを感じつつ撮影に臨んだが、現場では楽しさが勝ったという。「架空のキャラクターを生きて感情が生まれてくるのと違い、『ああ、西方さんはあの時こういう気持ちだったんだろうな』と体感できた。中学生の頃、テレビで見た長野五輪とはまた違う真実が見えた」

 劇中の西方は、人間くさい葛藤を抱え、最後には勇気を持ってそれを越える。その役柄が気に入った上、テストジャンパー役の若手共演者から大いに刺激をもらったことも、楽しさにつながったという。「山田裕貴は、聴覚障害を持つ難しい役をさらりとやる格好良さがあった。(日向坂46の)小坂菜緒ちゃんは撮影が進むにつれ、こちらが気おされるほどお芝居が伸びた」

 本作の完成後、西方本人から「自分でももどかしく分からない感情を表現してくれてうれしかった」と言われたという。「映画を見た全員が『最高だった』と言っても、もし西方さん本人が『俺はこういうのじゃない』と言ったら、役者としてはショックなんです。だからうれしかったですね」

 昨年6月に公開予定だったが、緊急事態宣言の影響で、公開が2回延期された。「伝えていくべき真実の話だし、色あせない話。楽しみにしていてください」

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2124486 0 エンタメ・文化 2021/06/15 08:26:00 2021/06/15 08:26:00 2021/06/15 08:26:00 映画「ヒノマルソウル」に主演する、俳優の田中圭さん。東京都港区で。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210612-OYT1I50075-T.jpg?type=thumbnail

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