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「エレキの神様」寺内タケシさん死去、82歳…ブーム先導し一時代築く

 「エレキの神様」と呼ばれ、日本のエレキギター奏者の第一人者として一時代を築いた寺内タケシ(てらうち・たけし=本名・寺内武)さんが18日、器質化肺炎で死去した。82歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は長男、章氏。

ステージに立つ寺内タケシさん(2010年10月撮影) 

 茨城県出身。幼少からギターに親しみ、大学在籍中にプロとして活動を開始した。1960年代前半に「寺内タケシとブルージーンズ」を結成。エレキギターの生み出すスピード感や攻撃性と、日本的な叙情性を融合させた作風で人気を集めた。65年の加山雄三さん主演の映画「エレキの若大将」にはバンドメンバー役で出演。米国のバンド、ベンチャーズなどとともに、日本のエレキブームを先導した。

 ベートーベンの「運命」などクラシックの楽曲をエレキで演奏。67年には日本レコード大賞編曲賞を受賞した。また「津軽じょんがら節」や「ソーラン節」など日本の民謡をエレキを使って独自に表現し、「常にギターの中に日本のにおいを閉じ込めてきた」と語っていた。一方「エレキが不良を作る」という偏見をなくそうと、全国の学校を訪ねる「ハイスクールコンサート」を74年にスタート。その回数は1500回を超えた。生徒たちに「ギターは弾かなきゃ音が出ない」と話し、何事も実践してみることの大切さを訴えていた。

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