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【独自】ジャーナリスト・徳岡孝夫さん、見えずとも友情の一冊…91歳共著「百歳以前」

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 三島由紀夫などとの交遊をはじめ、幅広い著作活動で知られるジャーナリストの徳岡孝夫さん(91)が、旧制中学の同級生、土井荘平さん(91)と協力し、共著を作った。徳岡さんは数年前に視力をほぼ失い、土井さんが口述筆記を担当した。90代の友情が詰まった一冊は、「百歳以前」と題して今月20日、文春新書から刊行される。

10年以上前に撮影された徳岡さん(左)と土井さん(文芸春秋提供)
10年以上前に撮影された徳岡さん(左)と土井さん(文芸春秋提供)

 大阪の旧制北野中で同級生だった2人は、60代で再会し、親交を深めてきた。徳岡さんは2000年に妻を亡くし、横浜市で暮らす。土井さんも3年前に妻を亡くし、神奈川県伊勢原市で一人暮らし。2人はほぼ毎日電話で話し、1日2回電話することもある。

 今著は、「2人で本を作ろうか」と徳岡さんが持ち掛けて実現。昨夏、共著で刊行した回想記に続くものだ。新型コロナウイルス禍と高齢のため行き来ができないため、徳岡さんの執筆部分は、電話で話す内容を土井さんが録音し、文章化した。それを読み上げて確認するやり取りを繰り返した。徳岡さんは「目が見えなくなり本を読むこともできなくなったが、土井君が『まだいけるやんか』と言ってくれてできた」と感謝する。

文春新書「百歳以前」
文春新書「百歳以前」

 徳岡さんは本書で、新聞社の海外特派員時代に知り合った外国人との思い出などをつづる。ベトナム戦争取材で知り合った米国の海兵隊員。大蛇の飼育係に転身した米国のエリート情報官。徳岡さんは「100歳に近づいてきた今、何が起こるか分からない人生をどう生きるか、後から来る人たちに伝えたかった」と語る。

 土井さんは、90代男性の一人暮らしの日常を、ユーモアあふれる筆致でつづった。淡い感情を含んだヘルパーとのやり取り、不思議な夢や物忘れ……。土井さんは「年を取っても、人生を楽しめるかは気持ちの持ち方次第。後輩たちの参考になるかもしれないと思う」と話している。

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2371031 0 エンタメ・文化 2021/09/16 15:00:00 2021/09/16 15:39:23 2021/09/16 15:39:23 10年以上前に一緒に撮影された、徳岡さん(左)と土井さん(文芸春秋提供)。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210916-OYT1I50102-T.jpg?type=thumbnail

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