読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

大正時代の「日本一の村役場」、2年後にリニューアル

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 三重県四日市市西日野町の市指定有形文化財「旧四郷村役場」(四郷郷土資料館)が耐震工事に入るのを前に、市教育委員会は、報道陣に内部を公開した。現在閉館中で、2023年夏以降をめどに、新たな資料館として開館する予定だ。

耐震補強工事が始まる旧四郷村役場(三重県四日市市西日野町で)=浜島拓也撮影
耐震補強工事が始まる旧四郷村役場(三重県四日市市西日野町で)=浜島拓也撮影

 旧四郷村役場は1921年、明治・大正期の企業家で、渋沢栄一と縁が深く、四日市の産業発展に貢献した伊藤伝七(10世)の寄付を基に建てられた。一時取り壊し計画が浮上したが、地域住民らが保存活動を展開。82年に市文化財に指定され、郷土資料館として利用されてきた。

幾何学的な飾りが施された旧村会議場の天井
幾何学的な飾りが施された旧村会議場の天井

 2016年に耐震診断を行った結果、震度6~7の地震で倒壊する可能性が高いと判定されたため、耐震工事を行うことになった。

大理石を模して墨汁で模様を描いた擬石塗の柱
大理石を模して墨汁で模様を描いた擬石塗の柱

 木造2階に3階塔屋が併設され、延べ床面積623平方メートル。瓦や 漆喰しっくい などの和式と、装飾や外観の洋式を合わせた和洋折衷で、当時は「日本一の村役場」と称されたという。

踊り場のアーチ形の窓とアールデコ調の模様を施した階段
踊り場のアーチ形の窓とアールデコ調の模様を施した階段

 1階は、正面玄関に車寄せがあり、事務室には大理石を模して墨汁で描いた 擬石塗ぎせきぬり の円柱が2本立つ。階段の踊り場にはアーチ形の大きな窓があり、2階の旧村会議場の天井には幾何学的なアールデコ調の装飾が施されている。

 らせん階段で塔屋3階へ上ると、約6畳の展望室があり、東、西、南の街並みを一望できる。

 耐震工事は10月下旬から23年1月頃まで行われる。基礎をコンクリートで強化し、一部の壁に筋交いを入れる。非常灯やポンプ付き防火槽などを新設し、防犯、防火面でも改善する。総工費は約2億6800万円。

 市教委は「工事期間中、市民らの見学会を何度か開催したい」としている。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2448258 0 エンタメ・文化 2021/10/16 15:40:00 2021/10/16 15:40:00 2021/10/16 15:40:00 公開された塔屋がある旧四郷村役場の(四日市市西日野町で)=浜島拓也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211016-OYT1I50036-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)