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金沢市のホテルで29日に開かれた「読売・TDB(帝国データバンク)フォーラム北陸」の講演会で、登壇した脚本家の水橋文美江さん(57)は、携帯電話の普及で「『話せなくてもどかしさが募る』などの場面が描きにくくなった」と明かすなど、時代に合わせて変化するテレビドラマの舞台裏を紹介した。

水橋さんは同市出身で、NHK連続テレビ小説「スカーレット」などの作品で知られる。「私の描いたヒロインたち~恋と仕事と家族のカタチ~」と題した講演では、働き方改革が叫ばれていたスカーレット撮影時に、スタッフを休ませるため2チーム作って交代で撮影したエピソードなどを語った。
最近では、テレビを見る人が減って制作費が削減され、「ドラマ業界が厳しくなってきた」と指摘。それでも動画配信サービスが人気を得ているとした上で、「どこであろうと、面白いものを作っていきたい」と話した。