大河で佐藤二朗さん演じる比企能員「歴史に埋もれていた」…頼朝から深い信頼、北条氏とは対立

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 鎌倉幕府2代執権・北条義時が主人公のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が今月スタートし、登場する武将たちの地元自治体が「ゆかりの地」として観光PRを本格化させている。ドラマには、埼玉県中央の比企地域を治めた比企 能員よしかず や深谷市出身の畠山重忠らが登場する。昨年も深谷市出身の実業家・渋沢栄一の生涯を描いた「青天を け」が放映されており、2年連続の「大河効果」に期待が高まっている。

重要なカギ握る役

 ドラマは鎌倉幕府の将軍(鎌倉殿)を支えた13人の家臣団の権力闘争を、義時の生涯を軸に描く。脚本を三谷幸喜さんが手掛け、義時役を小栗旬さんが演じる。

 初代将軍・源頼朝は流人時代、 乳母めのと比企尼ひきのあま が物心両面で支援した。その養子の能員は「13人」の1人で、北条氏のライバルとなる。畠山重忠は「 坂東武者ばんどうむしゃかがみ 」とも言われ、頼朝が深い信頼を寄せた。ドラマでは、重要なカギを握る3人を草笛光子さん、佐藤二朗さん、中川大志さんがそれぞれ演じる。

比企氏で地域活性化

「比企一族顕彰碑」もある宗悟寺。「ゆかりの地」ののぼり旗がはためく(14日、東松山市で)
「比企一族顕彰碑」もある宗悟寺。「ゆかりの地」ののぼり旗がはためく(14日、東松山市で)

 比企地域には、2代将軍・頼家の 位牌いはい が伝わる 宗悟寺そうごじ (東松山市)や、比企尼が住んだとされる「 三門館みかどやかた 跡」(滑川町)などが残る。東松山市と比企郡周辺の9市町村は2020年12月、協議会を設立し、共同で史跡マップを作った。のぼり旗やポスターも各地に掲げ、地域活性化の切り札としてドラマに期待をかける。

 観光スポットの案内板やPR看板の設置も進み、ドラマがテーマのツアーやパネル展、スタンプラリーを観光団体などが実施している。義時の妻「姫の前」ら「比企三姫」の日本酒など、関連商品も登場した。

 滑川町は、比企尼を登場させたブランド米「谷津田米」のPR動画を作り、紙芝居も制作中だ。担当者は「歴史に埋もれた比企氏を知ってもらうチャンス」と波及効果に期待する。

重忠の公式キャラ

 重忠の屋敷があった嵐山町では、県立嵐山史跡の博物館が「北武蔵の鎌倉武士」と題した展示を9月まで行っている。5月には「嵐山重忠まつり」を開く予定だ。

 誕生の地の深谷市は重忠をモチーフにした公式キャラクターを作り、関連グッズなどに使ってもらう。国宝の大鎧「 赤糸威鎧あかいとおどしよろい 」を身にまとった「重忠様」と、愛馬を背負って崖を下りた逸話を題材にした「しげただくん」の2種類がある。

 同市は昨年、「深谷大河ドラマ館」を開設して14万人超が来場した。市文化振興課は「盛り上がりを途切れさせず、重忠をPRしたい」と意気込んでいる。

  ◆比企能員 (?~1203年)=鎌倉幕府の重臣。娘が2代将軍・頼家の妻となり、外戚として力をふるった。北条氏と対立し、一族とともに滅ぼされた。

  ◆畠山重忠 (1164~1205年)=有力御家人。源平合戦で戦功をあげた。知勇兼備の武将で、多くの武勇や逸話を残した。幕府の権力闘争に巻き込まれ、42歳で非業の死を遂げた。

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