「苦役列車」で芥川賞・西村賢太さん死去…4日夜にタクシーの中で体調急変

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西村賢太さん
西村賢太さん

 芥川賞作家の西村賢太さんが5日、東京都内の病院で死去した。54歳だった。

 西村さんは4日夜、タクシーの中で具合が悪くなり、病院に運ばれたときには心臓が止まっていたという。医師が蘇生を試みたが、助からなかった。

芥川賞の贈呈式後、石原都知事と言葉を交わし、笑顔を見せる西村賢太さん(東京・千代田区で、2011年2月18日撮影)
芥川賞の贈呈式後、石原都知事と言葉を交わし、笑顔を見せる西村賢太さん(東京・千代田区で、2011年2月18日撮影)
芥川賞の贈呈式を終え、記念写真に納まる西村賢太さんと朝吹真理子さん(東京・千代田区で、2011年2月18日撮影)
芥川賞の贈呈式を終え、記念写真に納まる西村賢太さんと朝吹真理子さん(東京・千代田区で、2011年2月18日撮影)
書店で平積みされた西村賢太さんの「苦役列車」(大阪市北区で、2011年3月3日撮影)
書店で平積みされた西村賢太さんの「苦役列車」(大阪市北区で、2011年3月3日撮影)

 東京都江戸川区出身。中学卒業後、肉体労働などをしながら、同人誌に小説を発表。2004年、「けがれなき酒のへど」が同人雑誌優秀作として「文学界」に転載されデビュー。07年、「暗渠(あんきょ)の宿」で野間文芸新人賞、11年に「苦役列車」で芥川賞を受賞した。日雇い仕事を続ける19歳の孤独と青春を描き、後に映画化された。

 大正期に活躍した作家、藤澤清造の「没後弟子」を自称し、田中英光、嘉村礒多(かむらいそた)らの破滅型の作家を愛読した。暴力や恋愛、酒などのトラブルを題材としながら、人間の かな しさや いと しさを描く私小説一筋の作風で人気を博した。ほかの著書に、「芝公園六角堂跡」「廃疾かかえて」など。

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