テレ朝「ワイド!スクランブル」、BPOが放送倫理違反認定…視聴者の質問半数近く捏造

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テレビ朝日
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 テレビ朝日の情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」で、視聴者からの質問をスタッフが自作していた問題について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日、「放送倫理違反があった」とする意見書を公表した。意見書では2020年10月から21年10月にかけ、質問者の居住地などの属性を変えたり、内容を自作したりした質問が、293問中、131件に上ったと認定した。

 同番組は生放送で、テレビ朝日が子会社に制作を委託。視聴者との双方向性を強めるとして、あるテーマについて質問を募るコーナーが20年春に始まった。当初は新型コロナウイルス感染の急拡大期と重なり、毎日約1000件の投稿が来たが、質問数はテーマにより変動が激しかった。

 制作会社に所属する総合演出の男性は、20年10月から質問の投稿者の居住地や年代の書き換えを開始。さらに担当ディレクターに、良い質問がないか問いただすようになり、20年末頃に「これしか質問がないなら質問を作って持ってくるように」と指示。21年2月頃からは、総合演出が自ら質問を作るようになり、質問作りが常態化した。

 放送された質問のうち、投稿者の属性の書き換えは27件。視聴者を装った自作の質問は104件に上った。

 担当ディレクターは派遣社員で、総合演出からの指示に疑問を覚えつつも、同局などへの通報には踏ん切りがつかなかった。一方、テレビ朝日のプロデューサーらは、総合演出に実績があったことなどから、内容や進行に意見することはほとんどなかったという。

 意見書は「質問は視聴者の関心事やその傾向を示す重要な事実情報であり、制作者が ゆが めることがあってはならない。また、投稿者の属性を書き換えることはその出所を不明確にするものである」などと批判した。

 同局は既に再発防止に取り組んでいるといい、同局広報部は「今回の問題は信頼を大きく損ねる許されない事案であり、視聴者並びに関係者の皆様に深くおわびします。見解を 真摯しんし に受け止め、今後の番組制作に生かしていきます」とコメントしている。

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