こぐま座「立ち上がる勇気をもらった」…引っ越し会社がトラック無償提供

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 盗難事件でトラックが壊された千葉県松戸市のぬいぐるみ人形劇団「劇団こぐま座」に、アップル引越センター(東京都)からトラックの無償提供の申し出があり、16日に引き渡された。コロナ禍で公演が激減し、一時は存続をあきらめかけた劇団には、700件近くの寄付が寄せられている。山本重男代表(60)は「立ち上がる勇気をもらった」と感謝する。

引き渡されたトラックの前で、感謝の気持ちを文字社長(左)に伝える山本代表(16日、埼玉県川口市で)
引き渡されたトラックの前で、感謝の気持ちを文字社長(左)に伝える山本代表(16日、埼玉県川口市で)

 トラックは1月8日夜から9日にかけて、松戸市の劇団駐車場から盗まれた。同11日に茨城県内で見つかり、盗まれた人形は返ってきたが、トラックはエンジンが動かなくなっていた。

 事件を報道で知った同センターの 文字放想もんじゆきお 社長(37)が、「子どもたちに夢を与えるため、一生懸命続けてきた劇団が困っている。売却予定のトラックがあるので差し上げたい」と、劇団に同12日にメールを送った。

 文字社長自身、17、18年前、外国人の窃盗グループに荷物を積んだままのトラックを盗まれたことがあり、「とても人ごととは思えなかった」と振り返る。

 トラックの引き渡しは16日、埼玉県川口市の同センター埼玉支店で行われた。トラックを前に山本代表は文字社長の手を握り、「公演でまた全国を回ります」と感謝を伝えた。

寄付700件、励ましも続々

 劇団には励ましのメールが数多く寄せられている。「どうかこれからも末永く活動され、子どもたちの笑顔を作り続けてください」

 コロナ禍で今も大きな公演のキャンセルは続いているが、「年金暮らしの身で少しばかりです」と、2000円を現金書留で送ってくれた高齢者など寄付は700件近くに上っている。

 山本代表は「寄付してくれる人もコロナで苦しんでいるはずなのに。優しい気持ちがうれしい。その励ましに応えていきます」と話している。

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