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岩手県平泉町で3日、春の藤原まつりの最大の呼び物「源義経公東下り行列」が3年ぶりに開催された。

兄の源頼朝に追われ、平泉に逃れた義経らを、藤原秀衡が出迎えた場面を再現した催しで、新型コロナウイルスの影響で2020年から中止が続いていた。
今年の義経役は、俳優の伊藤健太郎さん(24)が務めた。約100人の行列は毛越寺を出発し、JR平泉駅前を経て中尊寺までの約3・5キロ・メートルを行進し、沿道を埋め尽くした観客らは壮大な歴史絵巻を堪能した。
伊藤さんは「伝統ある祭りに、多くの俳優が務めた義経役で参加できたのは光栄です」と話していた。
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3日午前9時45分頃、平泉町の中尊寺駐車場で、春の藤原まつりの「源義経公東下り行列」に騎馬武者として参加する準備をしていた同県一関市の男性会社員(66)が暴れた馬から落ち、近くの病院に搬送された。一関署の発表によると、男性は頭を強く打ち、あばら骨を折ったが、命に別条はないという。