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NHKは11日、2024年放送の63作目の大河ドラマで、紫式部を主人公にした「光る君へ」を制作し、吉高由里子さん(33)が主演すると発表した。06年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマとなる大石静さん(70)が、オリジナル脚本を手掛ける。

紫式部の代表作「源氏物語」の主人公・光源氏は、原文で「光る君」と書かれている。そのモデルともされる平安時代の権力者・藤原道長との身分差の恋やシングルマザーとしての奮闘などを通し、源氏物語を執筆した紫式部の人生を描く。
11日に行われた制作発表記者会見で、吉高さんは「2014年に連続テレビ小説『花子とアン』に出演し、24年には10年となる。男の社会の時代だったかもしれないが、女が表に立つ、光が差す内容で、多くの人に共感される主人公を演じられたら」と所信を表明。「紫式部は世界的にも有名なのに、生没日もわからない謎めいた女性。大石先生のオリジナル性あふれる想像の翼と、平安時代の未知な世界の創造で、鮮やかな大河ドラマにしていけたら」と、意気込みを語った。
また、大河ドラマの主役について、「畏れ多くて、自分は関わらないことだと思っていた」と奥ゆかしさを見せながら、「大河ドラマといえば『馬』だと思っていたが、今回、いくさがない。馬のシーンをねじ込んでいただけたらと思う」と注文をつけ、笑わせた。