言葉の説明、「どれも同じ」ではないのだ…[辞書を開く]<1>

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話のわかる先生・まじめな学級委員…辞書の個性、人に例えると

日本語学者 サンキュータツオさん

言葉は暮らしの大事な「道具」、手入れ具合を比べてみた半世紀前…[辞書を開く]<6>

信頼できる学級担任…中型辞典

 言葉に、唯一の正しい説明はなく、辞書を作っているのも人間なので、辞書によって表現は違います。

1976年生まれ。早稲田大大学院のゼミで、辞書の比較研究を行い、辞書に興味を持つ。著書に「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」(KADOKAWA)など。一橋大非常勤講師、専門は日本語学。お笑いコンビ「米粒写経」でも活躍=鈴木竜三撮影
1976年生まれ。早稲田大大学院のゼミで、辞書の比較研究を行い、辞書に興味を持つ。著書に「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」(KADOKAWA)など。一橋大非常勤講師、専門は日本語学。お笑いコンビ「米粒写経」でも活躍=鈴木竜三撮影

 辞書に載っている言葉は、基本的な動詞や名詞など一般的な「国語項目」と、百科事典で調べるような比較的専門的な「百科語」に分けられます。意外と知られていませんが、国語項目に関しては、小型辞書の方が項目も多く、充実しています。

 近所のコンビニに行くのには、徒歩や自転車の方が機動的です。身近な言葉を調べるには小型辞書の方が便利なことが多い。用途に合わせて使ってほしいですね。とはいえ、最近の中型辞典は、国語項目も充実してきました。

 中型辞典は、学校で例えると、「信頼できる学級担任の先生」というイメージです。

 広辞苑は、ご存じの通り、引用されることの多い辞書。「進学校の堅めの先生」でしょうか。困ったときの最後のとりで。新しい言葉への対応は小型の方が早い場合もありますが、確立された言葉の説明や用例は非常に充実しています。

 広辞苑のライバルが大辞林。デジタル版が成功し、新しい言葉にも、更新して対応している。「私立校の話の分かる先生」という雰囲気です。

 大辞泉は、最近の用法やニュアンスまでくみ取っているイメージがあります。デジタル化も進んでいます。

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3003922 0 エンタメ・文化 2022/05/17 15:00:00 2022/05/17 15:12:31 2022/05/17 15:12:31 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220513-OYT8I50052-T.jpg?type=thumbnail

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