真の自由求めて生きた母子の記録…認知症で執筆中断の桐島洋子さんの思い受け、3人の子が書き継ぐ

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 未婚のシングルマザーとして新しい女性の生き方を探った作家の桐島洋子さん(84)が15日、家族について書いたエッセー「ペガサスの記憶」を小学館から出す。アルツハイマー型認知症の悪化で執筆中断後、長女でモデルのかれんさん(57)ら子ども3人が書き継ぎ、真の自由を目指して生きた母と子の苦闘を刻んだ。

「ペガサスの記憶」について語る桐島かれんさん
「ペガサスの記憶」について語る桐島かれんさん

 桐島さんは高校卒業後の1956年、文芸春秋に入社し、編集者などを務めた。既婚の米国人男性との間に64年、かれんさんが誕生。次女でエッセイストのノエルさん(56)、長男で写真家のローランドさん(54)を出産した。その後、男性と別れて作家になり、72年に「淋しいアメリカ人」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞している。

出版される「ペガサスの記憶」
出版される「ペガサスの記憶」

 今著は当初、自身の半生記の予定で、2016年5月から雑誌に連載を始めた。だが、その前から旅行中にホテルで部屋が分からなくなるなど異変が現れ、認知症と診断されていた。10か月でエッセーは止まり、かれんさんは「面白いのにもったいない」と、子どもたち3人で書き上げることに決めた。

 70年代以降、桐島さんは自由な生き方が注目され、執筆活動やテレビ出演に忙しくなった。子どもを連れて渡米生活を送った時期もある。かれんさんらは今回、原稿を書き継ぐうち、自分たちが抱えた葛藤と向きあうことになった。

1

2

スクラップは会員限定です

使い方
「エンタメ・文化」の最新記事一覧
3079054 0 エンタメ・文化 2022/06/13 15:00:00 2022/06/13 15:00:00 2022/06/13 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/06/20220613-OYT1I50026-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)