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近世江戸は災害都市だった! 連続複合災害について考える(オンライン無料特別講座)

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江戸の水害対策から知る「今に生きる知恵」

 御嶽山噴火(2014年)、熊本地震(2016年)、九州北部豪雨(2017年)など、近年大きな自然災害が頻発しており、各地に被害をもたらしています。

 日本における災害対策の歴史は古く、特に江戸はもともと洪水が起きやすい場所に建設されたことから、水害が常襲する「災害都市」でした。そのため、幕府による様々な対策が講じられてきました。

出典:国立公文書館デジタルアーカイブ
出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

 例えば、天明期(1780年代)には、寛政の改革により備蓄体制の整備と災害対策決定過程の合理化がなされました。一方隅田川の三俣中洲造成のように、時の利益優先政策の中で行われながら最終的に撤去された事例は、災害の起こりやすい土地の宅地開発という現代にも通ずる問題を提示しています。

 安政大地震(1855年)と安政東日本台風(1856年)による連続複合災害は、修好条約から通商条約への外交の移行期と重なって、政治と社会の仕組みが大きく変わる要因の一つともなりました。

 このように、江戸時代の人々の生活は自然とともにあり、自然と対話し、相互に影響しあう関係を築いてきました。そのような、災害を通じて、自然と人間の相互関係を歴史的に考える分野が「災害歴史学」です。

 翻って、現代の私たちのくらしは、自然とどのように向き合っているでしょうか。

 関東地方を襲った大水害といえば1947年の「カスリーン台風」です。30万戸以上が浸水し、1000人もの死者を出したこの自然災害以降、東京という都市は大きな水害にあっていません。次に大きな自然災害に見舞われた時、私たちは過去の歴史の中で得た教訓を生かすことができるでしょうか。そのために、自然とどのように向き合い、社会にどのような仕組みを作ればいいでしょうか。

 大手町アカデミアでは、2020年度講座を「連続講座 『自然・社会・人間』の持続可能な関係性を考察する」と題し、自然とともにある人々のくらし、それを取り巻く社会の持続的な仕組みはどうあるべきか、を考えていきます。

 その第1回は、国文学研究資料館教授の渡辺浩一氏による「近世江戸は災害都市だった!連続複合災害について考える」です。渡辺教授は、「江戸水没-寛政改革の水害対策」(平凡社)を執筆するなど災害歴史学を専門分野の1つとしています。

 この講座では「災害都市」江戸で行われた防災対策や防災マニュアルの整備などの危機対応、記録の管理など蓄積されてきた先人の知恵を歴史的事実からひも解くと共に、今に生かしていくためにはどのようにすればよいのかについて参加者と共に考えていきます。

 本講座はオンラインで開催いたします。

【講師による講座内容の紹介】

出典:国立公文書館デジタルアーカイブ
出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

 江戸は災害都市でした。

 大火が多かったのはご存知の通りです。また、風水害にも頻繁に遭っていました。

 それは江戸という場所に特徴的な自然環境が原因です。一つには、利根川水系と荒川水系の二つの水系の河口域に江戸があるという自然環境です。これが洪水の条件になります。

 もう一つには南に向いた内湾(東京湾)の奥に江戸があるという点があります。これが高潮の条件になります。こうした自然環境を改造して江戸という都市が作られたのです。

 さらに、人々は密集して住んでいましたので、大地震が起きたり、感染症が流行したりすると大きな被害に遭いました。

 こうした多様な災害のなかで、特に災害が集中して起きている時期があります。それが1780年代(天明期)と1850年代後半(安政期)です。1780年代は浅間山噴火、天明飢饉、水害、大火の時代です、1850年代は、安政大地震、東日本台風、コレラ、大火の時代です。

 この二つの「連続複合災害」に対して幕府がどのような対応をしたのかを比較してみたいと思います。

開催概要

タイトル近世江戸は災害都市だった! 連続複合災害について考える
講  師渡辺浩一氏(人間文化研究機構国文学研究資料館・総合研究大学院大学文化科学研究科教授)
聞き手:多葉田聡(読売新聞東京本社 調査研究本部 主任研究員)
開催日時2020年12月16日(水) 19時~20時45分
開催方法オンライン配信(Microsoft Teams ライブイベントを利用します)
内  容 (1)渡辺教授による講演
(2)質疑応答
受 講 料無料
定  員100名(定員に達し次第、締め切ります)
申  込こちらから
参加方法 参加者の方には、前日までに視聴URLをメールでお送りします。
※視聴方法については、本文下部の「視聴方法について」をご覧ください。
主  催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
一般社団法人 読売調査研究機構
後  援読売新聞社

 お申し込みの際、「こちらから」をクリックすると、受け付けサイトPeatixに移動します。同社では10月16日から17日にかけて発生した不正アクセスにより個人情報が引き出されたことが判明したため、パスワードの再設定を求めています。Peatixサイトに掲示されている「お詫びとお知らせ」( https://announcement.peatix.com/20201117_ja.pdf )の「パスワードの変更方法」に従って、再設定をお願いします。
 Peatixの利用をご希望されない場合は、本セミナーを主催する読売調査研究機構( ty-kikou@yomiuri.com )まで、メールでお問い合わせください。

 ※企画内容、時間などは予告なく変更になる場合があります。
 ※講師の急病や天災、その他やむを得ない不可抗力の事情が生じた場合には、当日でも講座を中止することがありますのでご了承ください。

講師プロフィル

渡辺浩一氏(わたなべ・こういち)
人間文化研究機構国文学研究資料館・総合研究大学院大学文化科学研究科教授

 専門はアーカイブズ学および歴史学。
 主要単著は、『日本近世都市の文書と記憶』(勉誠出版、2014年)、『江戸水没―寛政改革の水害対策』(平凡社、2019年)。主要共編著は、『契約と紛争解決の比較史料学』(吉川弘文館、2015年)、Memory, History and Autobiography in Early Modern Towns in East and West, Cambridge Scholars Publishing, 2015.,『近世都市の常態と非常態―人為的自然環境と災害』(勉誠出版、2020年)。

【講師によるメッセージ】

 現在の私たちは地球温暖化の影響のもと連続複合災害の時代に生きています。2011年の東日本大震災のあと、2016年熊本地震、2018年西日本豪雨、2019年台風19号、2020年新型コロナウィルス感染症パンデミックと毎年のように大災害に見舞われるようになってしまいました。最近災害に遭われた方もいらっしゃると思います。

 今回は、18世紀末と19世紀半ばにあった、二つの連続複合災害の話をします。皆様それぞれの災害体験、あるいはニュースなどで見たり聞いたりしたことと引き比べて、江戸の災害の特徴をご理解いただければと思います。

 そのなかで、私たちがこれから何をどのように考えていけばいいのか、そのヒントを得ることができれば幸いです。

人間文化研究機構について

 国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所及び国立民族学博物館の6つの機関で構成されています。

 人間文化研究機構では、国内外の大学等研究機関や地域社会等と組織的に連携し、現代的諸課題の解明に資する「基幹研究プロジェクト」を進め、人間文化の新たな価値体系の創出を目指しています。https://www.nihu.jp/ja/research

視聴方法について

 本講座は、Microsoft Teamsライブイベントを利用して行います。
 参加者には、当日までに視聴URLをメールでお送りします。
 Microsoft Office365のアカウントがなくても参加いただけます。
 PCではブラウザからご参加いただけますが、スマホからはTeamsアプリのダウンロードが必要となります。
 詳しくは、こちら(Teams ライブイベントへの参加方法)をご覧ください。

無断転載・複製を禁じます
1667329 0 大手町アカデミア 2020/12/01 17:25:00 2020/12/01 17:25:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201201-OYT8I50002-T.jpg?type=thumbnail

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