読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

[記者が選ぶ]4月4日

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

江戸移住のすすめ 冨岡一成著

 江戸時代に出版された本を読みあさっているうちに、「本当にあちらに住んでいる錯覚」に陥ったノンフィクション作家が、史実をもとに想像を加味した、現代人が江戸に移住するための「ガイドブック」だ。

 家賃300文(約3600円)が相場の長屋の探し方、大家との交渉術、仕事の見つけ方、芝居や外食の楽しみ、そして病気にかかったら……。水はほとんど捨てない、お歯黒は無理ならつけなくてもよい、年利6割にもなるので借金は禁物などなど、「不便さや自然の厳しさをあたり前のことと、いったん受けとめてしまえば、真に江戸の値打ちが見えてまいります」と筆者は言う。(旬報社、1650円)(岡)

危機の日本史 佐藤優、富岡幸一郎著

 論客として知られる2人による対談。明治から現代までの日本近代の歴史を文学や思想、哲学作品を通し、読み解いている。

 日本の近代を見る上で、大正時代が重要との見解で一致する2人だが、その中でも着目するのがアナキズムだ。アナキズムが持つ社会における相互扶助という側面については、現代の格差社会の中で見直されるべきだという。また、保守思想が、社会や国家の安定のために、アナキズムと親和性を持つべきだとの富岡の主張は、極めて興味深い。

 先が見えないコロナ禍の現在こそ文学や思想、哲学の作品世界に入り、沈思すれば、生きるヒントも得られるかもしれない。(講談社、1760円)(啓)

無断転載・複製を禁じます
1959558 0 記者が選ぶ 2021/04/04 05:00:00 2021/04/28 14:49:01 2021/04/28 14:49:01 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210409-OYT8I50061-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)