[現代×文芸 名著60]特別編…本を読む 本当の意味

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 連載「現代×文芸 名著60」は、大量の新刊があふれる中で少し足を止め、現代文学の名作を読む喜びを読者の方と分かち合いたいと考え企画しました。きょうは特別編として、みなさまの感想をご紹介します。

[現代×文芸 名著60]全作品リンク集

 「この企画は、私たちがなぜ本を読むのか本当の意味を教えてくれた。受験や就職、出世、金もうけのためではない。やはり本を読む行為が楽しいからです」

 埼玉県草加市の伊藤一男さん(72)のメールです。思わず身が引き締まりました。お薦めの一冊は瀬戸内寂聴さんの『いのち』。「人生は人と人との出会いで広がる。著者も多くの人に出会い、刺激を受けながら生きてきたことを知った」

 「この欄に毎回目を通していますが、読んでいない本がほとんどです」というはがきを送ってくださったのは、北海道富良野市の増田篤子さん(68)。心に残った一冊に三浦しをんさんの『愛なき世界』を挙げます。「草食系男子ならぬ草食系女子の物語。一度ではなく、再読して新たな『読み』を見つけたいです」

 読書面担当の私は普段、多くの本を読もうとせっかちな読書を続けています。でも名著を深く、味読するのは大切です。人生の先輩方の投稿に今回、はっとさせられてばかりでした。

 そのほか、本欄を機に島田雅彦さんの小説を読み直したという和歌山市の田中克則さん(41)など、多くの投稿をいただきました。

 最後に横浜市の木村賢治さん(53)のメールを紹介します。「書店や図書館で出合った本、芥川賞や直木賞、本屋大賞の受賞作。私は年80冊くらい読みます。でも一番多く読むのは新聞の書評で興味を持った本です」

 「名著60」の中で一番面白かったのは、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』。「私は娘と良い作品を読み、感想を言い合う『交換読書』をしています。この作品は妻や長男にも薦めました」

 「本よみうり堂」は、よい本を届けたい寄稿者や記者の思いと、紙面を読んでくださる読者の皆さんによって成り立っています。「名著60」は新シリーズ「文庫×世界文学」に続きます。これからも一緒に、読書の輪を広げてゆきましょう。(待田晋哉)

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