暗記は「ボカロ曲」のリズムに乗って…「異色の参考書」が異例のヒット
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暗記が大変な科目を若者に人気の音楽「ボカロ曲」で覚える異色の参考書が売れている。難しい古文はマンガを入り口にするなど、勉強を少し楽しくする本の使い方を紹介する。
(読売新聞文化部 岡本公樹)
テンポ速く、情報量多い
学研プラスが2016年から刊行している『ボカロで覚える』シリーズは7冊、計66万7500部と、参考書としては異例のヒットとなっている。
同社の編集者の八巻明日香さんは、児童書から参考書の担当に異動した際に、中学生に聞き取りなどをして、人工歌声を使った「ボーカロイド(ボカロ)曲」を知った。ボカロ曲はアニメ調のミュージックビデオが一緒に発表されているものが多い。「テンポが速く、歌詞の情報量も多く、暗記科目との相性がいい」と、参考書化を企画した。
16年に中学生の歴史と理科の2冊を刊行したところ、発売前からネットの書店で品切れになり、(ここから先は読者会員のみ見られます。こちらでログイン・会員登録をお願いします)
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