『ランニング・サイエンス』 ジョン・ブルーワーほか著

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 カフェインを適度に効果的なタイミングで摂取すると、中長距離走のパフォーマンスが3~5%向上するという。フルマラソンを3時間で走るランナーなら、5から9分ほど短縮できることになる。ほかにも、コストのよいフォーム、効果的な練習サイクルとメニュー、サプリの効用、脱水の影響、リカバリーのシステムなど、ランニングに関するあらゆる科学データがイラストとともに紹介される。

 本格的にランニングをおこない、走ることの難しさに気がついている人にとっては、頼りがいのあるコーチのようなランニング図鑑である。だが、運動不足解消や楽しみで走る人にこそ、一読をすすめたい。

 走るとは、肉体による高速の移動である。それゆえ、より健全で楽しい瞬間は、最大の目的である「速く」が達成されたときにやってくる。身体能力を最大限に発揮し、幸福感と健康への効果を得るためには、トレーニングの強度や順序、身体の知識が不可欠であり、それら科学データは同時に、ランニングの深く魅力的な世界への道しるべにもなっている。菅しおり訳。

 河出書房新社 3200円

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3671 0 書評 2018/01/22 05:21:00 2018/01/22 05:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180115-OYT8I50037-1.jpg?type=thumbnail

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