読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

『やっぱり友だちはいらない。』 押井守著

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 インタビューが始まって早々に、押井守さんは「友だちはいらない」と言い切る。でもそんなこと言っといて本当はツンデレなんでしょ? と思いながら読んだが、最後まで「いらない」で押し通すストロングスタイルだった。

 押井さんは大勢の仕事仲間や家族や師匠に恵まれているが、本人いわくそれは友だちではない。なぜなら彼の友だちの定義は「自分がイラクで失踪した時に危険を顧みず飛行機に飛び乗ってくれる人」だから。そんな無駄に高いハードル設定じゃ、そりゃ友だちはいないよね……と思うが、裏を返せば究極のロマンチストと言えなくもない。

 人生や仕事、社会をめぐって押井さんの説く持論は要塞ようさいのごとく強く独特で揺るぎない。だが聞き手の渡辺麻紀さんは何度跳ね返されても平ちゃらで要塞に突撃を繰り返し、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』をはじめ数多あまたの傑作アニメを生み出したこの偉大な頭脳から、数々の本音や逸話を引き出してみせる。ことに師匠とのエピソードは、それだけで映画が一本作れそうなほどのドラマに胸が熱くなった。

 東京ニュース通信社 1300円

無断転載・複製を禁じます
11752 0 書評 2018/03/19 05:23:00 2018/03/19 05:23:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180312-OYT8I50099-1.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)