『99%の人が速くなる走り方』 平岩時雄著

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 五体満足で健康なら走るなんて簡単だと多くの人が思っている。だがほとんどの人が走れていないと著者は言う。

 一緒にトレーニングをしてきた、走るのがそれほど得意ではない一流選手が、どう走り方を改善してきたかを紹介しつつ、走る能力を十全に発揮するコツを紹介する。

 ポイントは大きく三つ。正しいスタートとプッシュ加速、そして高速走行。とくに加速後の高速走行への切り替えが大きなポイントだ。

 机の上でペンをトントントンと跳ねさせるように、身体をまっすぐにしてバウンシングするのがカギ。かかとは地面に付けず足の指の付け根あたりで、地面をたたくように蹴る。その瞬間、膝は曲げない。現代ランニング理論の中心をなす軸をしっかりつくったフォアフット走行である。

 ジョガーの中には気持ちよく楽しく走りたいだけという人も多いだろう。だが自分の身体やフォームを考えて理解し、速く走るのは、走ることのもっとも根源的な喜びである。正しく(=速く)走ろうとする努力は人を深め、なによりも楽しいという著者の意見に賛成する。

 ちくまプリマー新書 840円

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30814 0 書評 2018/07/09 05:20:00 2018/07/09 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180705-OYT8I50056-T.jpg?type=thumbnail

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