評・森健(ジャーナリスト)

『ビーマイベイビー』 信藤三雄著

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11日付・ビジュアル評用
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 青い水面で花いっぱいの船に乗るMISIAミーシャ、荒涼の地で潜水ヘルメットをかぶる桜井和寿(Mr.Children)、悪魔風の角をかぶった小山田圭吾(コーネリアス)。豊穣ほうじょうなイメージで数多くの音楽CDやポスターをつくってきたのがアートディレクターの信藤三雄だ。今夏、回顧展が開かれたが、本書はその作品群をまとめて収録した。

 どのアートワークも何か心に引っかかる。不穏、安らぎ、緊張、期待、ユーモア。信藤の作品にはそんな感覚を惹起じゃっきする力があると気づく。眺めていると、1990年代に流れていた楽曲が頭によみがえる。一部は「渋谷系」と称された楽曲だ。CDが数十万~100万枚と売れていた時代であり、デザインと音が一体で作品を形成していた時代でもあった。音楽の聴き方も変わった。もう戻ることのない時代を思うと、それも切ない。(平凡社、3200円)

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48973 0 書評 2018/11/19 05:20:00 2018/11/19 05:20:00 11日付・ビジュアル評用 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181112-OYT8I50001-T.jpg?type=thumbnail

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