世を観よ 坂井音重著
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評・加藤 徹 中国文化学者・明治大教授

心を静めて、ありのままを深く見通すことを「観じる」という。著者は1939年、観世流シテ方の能楽師の家に生まれ、3歳で初舞台を踏んで以来、世を観じながら生きてきた。本書は、そんな著者が10年にわたり新聞に連載してきた珠玉の随筆である。
能は、650年の歴史をもつ。著者は言う。「長く続いただけでは何の意味もない。『人間の生命力』が吹きこまれていなければ形骸化し、その外見の様をみるだけでは、人から人へ伝えられていく芸能とはいえない」。
著者のまなざしは
自然と人間を愛する著者のまなざしを通して、無常の世の中が美しく見えてくる。(幻冬舎メディアコンサルティング、1200円)
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