益田ミリ著 「かわいい見聞録」

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 今年の夏も酷暑だった。秋になったら続けざまの台風で大きな被害が出た。寝付かれない夜が続いた。そこで益田ミリさんの本だ。疲れた心に滋養と休息を与えてくれるコミックエッセイである。

 本書のテーマは「かわいい」だが、世間によくある「可愛かわいい~」というフレーズとは目の付けどころがちょっと違う。たとえば「小学生のかわいい下校シルエット」。ミリさんは「下校中の小学生はかわいい。登校中より断然かわいい」と言う。たとえば「輪ゴムたちのかわいい声」。輪ゴムはわかる。カラーの輪ゴムはきれいですよね。でも「かわいい声」とは? 本書を読んでナルホドと膝を打ってください。

 本書にそそられて、わざわざちょっと遠くの喫茶店に行った。おめあては、かわいいジオラマ感のあるプリン・ア・ラ・モード。そう、私もプリン・ア・ラ・モードが平たいお皿で出てくるとがっかりするんです。高床式でなくっちゃね!(集英社、1250円)

 評・宮部みゆき

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866254 0 書評 2019/10/27 05:00:00 2019/11/05 12:40:30 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191026-OYT8I50043-T.jpg?type=thumbnail

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