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監修・愛媛県美術館 「真鍋博の世界」

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未来のハイウェイ
未来のハイウェイ

 1970年代の少年少女にとって、「未来」は真鍋博の絵の中にあった。まず大阪万博のポスターで21世紀の夢を刷り込まれ、氏のイラストがなければ、星新一や筒井康隆氏のSFに、あんなに夢中になっただろうか。

 愛媛県の山間部に32年(昭和7年)に生まれた真鍋は、銅山開発に携わった父の図面や建築雑誌に親しんだ。特徴的なシャープな線画はその影響かもしれない。

 高校時代の悪友は元読売巨人軍監督の藤田元司。油彩を志し、最初のグループ展は池田満寿夫と共に。商業的な活動に転じるきっかけは、詩誌「ユリイカ」編集長、伊達得夫からもらった。谷川俊太郎氏は没後20年の友に「にがさ」と題してささげている。

 <見果てぬ遥かなどこかから/君は帰還する/君は未来に行っていたのか/それとも過去で待っていたのか>

 50年後の少女にも、その絵は少しにがい。それはたまらなく懐かしくて、明る過ぎる「未来」だ。(パイ インターナショナル、3600円) 評・尾崎真理子

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1697222 0 書評 2020/12/13 05:00:00 2020/12/21 11:23:02 未来のハイウェイ https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201212-OYT8I50037-T.jpg?type=thumbnail

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