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『「フォントの話をしよう」』パイインターナショナル編著(パイインターナショナル) 2420円

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「あいうえおつみき」(本書より)
「あいうえおつみき」(本書より)

評・木内昇(作家)

 「簡単にエモくなる」「飲み続けて体質改善につながる漢方薬のようなもの」「しつこくて粘り気がある」。これ、いずれもフォントを語るにデザイナーの方々が用いた表現である。そう、言葉自体に、意思と個性を宿すのが書体なのである。

 パッケージデザインから文芸書、絵本やマンガ、雑誌に至るまで、フォントについてデザイナーやフォント・メーカーに徹底取材した本書。各人の書体へのアプローチとあくなき追究の過程はもちろん、この仕事を選んだ理由にも触れており、創造の苦労と楽しさがひしひしと伝わってくる。

 夏目漱石『坊っちゃん』の一節を、祖父江慎氏が書体を変えて示した項では、同じ文章なのにまとう雰囲気が変じる様が明らかに。

 中学時代、平凡社東洋文庫の書体を偏愛し、内容に らず端から読んだことを思い出す。書体とは読み手を導く偉大な存在なのだ。

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2457621 0 書評 2021/10/22 05:20:00 2021/10/22 05:20:00 「あいうえおつみき」(本書より) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211018-OYT8I50049-T.jpg?type=thumbnail

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