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『解きたくなる数学』佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也著(岩波書店) 1980円

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評・稲野和利(ふるさと財団理事長)

 NHKEテレの幼児教育番組『ピタゴラスイッチ』制作メンバーの手になる実に楽しい数学問題集。それぞれ難易度が表示された23問を収録。中学生レベルの数学基礎知識で解ける。

 「ひと目で問題の意味が分かる」「ひと目で問題を解きたくなる」ことを本書は意図するが、ビジュアルな仕掛けと問題そのものの質の高さによって十分に達成されている。日常生活で身近なコップや硬貨・タイルなどのモノや人が鮮明な写真により問題の一部として登場することにより、通常無機質感を感じさせる数学の問題が生き生きとして迫ってくる。図形問題で一つの補助線によりにわかに解法が浮かぶ世界は誰しも経験しているはずだが、本書はその補助線のような「数学的道具」の使い方の妙を教えてくれる。

 せっかくだから一問だけ紹介したい。「31の11乗、17の14乗 大きいのはどちらでしょうか。」

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2565459 0 書評 2021/12/03 05:20:00 2021/12/03 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211129-OYT8I50041-T.jpg?type=thumbnail

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