カンヌ映画祭の応募料は「4万8000円」、アカデミー賞との違いは…知られざる「舞台裏」

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 忘れてならないのは、カンヌが、政治・社会状況のせいで苦境にある監督に光を当てる役割も果たしてきたことです。冷戦時代には、共産圏諸国で冷遇されていた映画がカンヌで上映され世界的評価を得ました。

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「4万5000円」とクレカで応募“は”できる

メイン会場に掲げられた今年の公式ポスター。南仏の青空に、見事に映えています=松田拓也撮影
メイン会場に掲げられた今年の公式ポスター。南仏の青空に、見事に映えています=松田拓也撮影

 さて、世界で最も権威のある映画祭の「カンヌ」ですが、その門戸は広く開かれています。公式ホームページによると、応募する作品を記録した媒体によって違いますが、応募料だけなら最高でも350ユーロ(日本円で約4万8000円)です。少しお高いですが、世界的な映画祭への応募費用と思うと身近に思えるかもしれません。ただし、門戸は開かれていますが、カンヌの「オフィシャルセレクション」として上映されるのは、選ばれし作品だけということも忘れてはなりません。ちなみに、決済方法はクレジットカードだけです。

 作品の上映時間は、長編の場合60分以上、短編の場合は15分以下でなくてはいけません。「初出し」が前提なので、YouTubeも含め一般の人が見られるものは審査の対象外です。日本語の作品を出品する場合は、英語かフランス語の字幕をつけなくてはいけません。映画が上映作品に選ばれた場合は、公式記者会見の前にお知らせがきます。

「最高の賞」は「コンペティション部門」から選ばれる

 カンヌ国際映画祭には複数の公式部門が設けられています。以下の3部門には、独自の賞が設けられています。

「コンペティション部門」

 メイン部門で、長編と短編の2種類があります。長編は60分以上、短編は15分以下の作品が対象です。最高賞「パルムドール」はここに出品された作品から選ばれます。今年は長編で21作品の上映が決まり、日本からは是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」が出品されています。短編部門は「パルムドール」しか賞がありませんが、長編部門にはパルムドールも含め七つの賞が設けられています。カンヌの場合、最高賞は「パルムドール」で、次点が「グランプリ」です。

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