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さだまさし、昔の自分の曲を歌い直す「懐メロにしない方法があるんですよ」

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 シンガー・ソングライターのさだまさしが、テレビドラマや映画などを彩った自身の楽曲をセルフカバーしたアルバム「さだどん~新自分風土記3~」(ビクター)を出した。時代を超えて親しまれてきた作品がずらりと並ぶ。「作者は自分なんだけどね。『さだまさし』、難しかった」と笑う。(池内亜希)

今年度後期のNHK連続テレビ小説に出演予定。「ヤッター、主題歌が歌えると思ったら、出演のお話で膝から落ちた。でも面白そうだからやっちゃえと。楽しみにしないでよ」=池谷美帆撮影
今年度後期のNHK連続テレビ小説に出演予定。「ヤッター、主題歌が歌えると思ったら、出演のお話で膝から落ちた。でも面白そうだからやっちゃえと。楽しみにしないでよ」=池谷美帆撮影

 これまでも何度かセルフカバーに取り組んできたが、今回収録した多くは、1970~80年代に発表し、以降、ずっと歌ってきた代表作とも言える曲だ。「あの頃は声を張ってたけど、それじゃかっこ悪い」「ここは落ち着いて語る方がいいな」――。だんだん、色々なことを思うという。「終活かと言われるけど、そうじゃない。長く歌ってると、少しずつ、声も解釈も変わって。今の自分で歌い直してみたくなるんです」

 主題歌などとして広く聴かれたものを、という柱を設けて選曲。「あまりに有名な曲ばかりだから。出来るだけイメージは変えないように」と心がけた。だが、歌い重ねてきた分、その間についた癖のようなものが出てしまう。レコーディング室で歌い始めると、すぐさまスタッフに呼び戻された。「ちゃんと原曲聴いてくださいってさ。オリジナルより時間がかかって、こんなに手こずるとはね」

 「お前を嫁にもらう前に 言っておきたい事がある」と語りかけるように歌う「関白宣言」には苦労した。「(原曲は)バンドと一緒に弾き語った音に、他の楽器を加えた記憶。そのためか、速くなったり、ゆっくりになったり、テンポが揺れていて」。再現には手を焼いたが、「(当時は)自由なレコーディングが出来ていたんだなと。時代は曲に生きてる」と実感した。

 77年発表の「案山子かかし」は、「あの頃とは違う歌になった」という。フォーク調の優しいメロディーに、「寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る」とじっくり響く声。「四十何年たって、立場が親側に。説得力が増し、また違う良さが出ている」と語る。

 他にも、「道化師のソネット」「しあわせについて」などが入る。どれも著名だが、聴いていて「懐かしい」とは感じない。「懐メロにしない方法があるんですよ。昔の曲でも常に、アップデートする気持ちで歌えば、定番として聴いてもらえるから」。ライブでは、10代の姿も多いそう。「『見る』が主流になってきた今の音楽とは違う。僕は、一周遅れの先頭でいたいなと。じーっと聴いて、歌と対話する楽しみも知ってほしい」

 再来年は、フォークデュオ、グレープでデビューして50年。「リモート時代だからこその曲作りもしたいし、ギターももっとうまくなりたい。こんなことがしたいという思いが尽きたら終わり。もう一花いくか!と話しているところです」

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2025911 0 音楽 2021/05/02 09:11:00 2021/05/02 10:53:17 2021/05/02 10:53:17 新アルバムについて話す歌手のさだまさしさん(23日、東京都渋谷区で)=池谷美帆撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210422-OYT1I50078-T.jpg?type=thumbnail

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