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    文化庁から「日本遺産」に認定された全国各地の文化財・伝統芸能をご紹介します。
    関東

    かかあ天下―ぐんまの絹物語―【群馬】

     【概要】古くから絹産業の盛んな上州では、女性が養蚕・製糸・織物で家計を支え、近代になると、製糸工女や織手としてますます女性が活躍した。夫(男)たちは、おれの「かかあは天下一」と呼び、これが「かかあ天下」として上州名物になるとともに、現代では内に外に活躍する女性像の代名詞ともなっている。「かかあ」たちの夢や情熱が詰まった養蚕の家々や織物の 工場 ( こうば ) を訪ねることで、日本経済を、まさに天下を支えた日本の女性たちの姿が見えてくる。
    <2015年4月認定 。以下は、認定申請書類から引用>

    • 旧小幡組製糸レンガ造り倉庫(群馬県提供)
      旧小幡組製糸レンガ造り倉庫(群馬県提供)

     上州の農家には、大切にしまわれてきた絹の着物が眠っている。代々の女たちが、蚕を育て、糸をひき、布に織り、着物に仕立てた、晴れ着や婚礼衣装である。すべての技術は母から娘へ、地域の女達から少女達へと脈々と継承された。上州の女たち(かかあ)は、この養蚕・製糸・織物の力で家計を支え、家族の衣をつくった。男たち(夫)は、この働き者の女たちを「おれのかかあは天下一」と自慢し、上州名物は「かかあ天下」となった。美しい絹が織りなされる物語をたどると、日本独特の繊細なモノづくり文化とともに、誇りをもって家を支えた上州の女たちの姿が見えてくる。

    2017年03月31日 10時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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