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    文化庁から「日本遺産」に認定された全国各地の文化財・伝統芸能をご紹介します。
    近畿・東海

    琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産【滋賀】

     【概要】 ( けが ) れを除き、病を癒すものとして祀られてきた水。仏教の普及とともに東方にあっては、瑠璃色に輝く「水の浄土」の教主・薬師如来が広く信仰されてきた。琵琶湖では、「水の浄土」を臨んで多くの寺社が建立され、今日も多くの人々を惹きつけている。また、くらしには、山から水を引いた古式水道や湧き水を使いながら汚さないルールが伝わっている。湖辺の集落や湖中の島では、米と魚を活用した鮒ずしなどの独自の食文化やエリなどの漁法が育まれた。多くの生き物を育む水郷や水辺の景観は、芸術や庭園に取り上げられてきたが、近年では、水と人の営みが調和した文化的景観として、多くの現代人をひきつけている。ここには、日本人の高度な「水の文化」の歴史が集積されている。
    <2015年4月認定。以下は、認定申請書類から引用>

    • 彦根城
      彦根城

     水は、日本人にとって単なる資源ではなく、精神に深くかかわる特別な存在である。人々は、水を敬い、水を巧みに生活の中に取り込むことで、日本ならではの「和のくらしや祈りの姿」を築いてきたのである。滋賀県は、近江盆地の中央に「琵琶湖」を有し、周辺の山麓に降った雨が河川をつたって流れ込む水の豊富な地域であり、和のくらしと祈りを映す「水の文化」が各地で生まれ育って、今日に伝わっている。

    2017年03月31日 07時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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