文字サイズ
    文化庁から「日本遺産」に認定された全国各地の文化財・伝統芸能をご紹介します。
    近畿・東海

    丹波篠山デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶【兵庫】

     【概要】かつて城下町として栄えた丹波篠山の地は、江戸時代の民謡を起源とするデカンショ節によって、地域のその時代ごとの風土や人情、名所、名産品が歌い継がれている。地元の人々はこぞってこれを愛唱し、民謡の世界そのままにふるさとの景色を守り伝え、地域への愛着を育んできた。その流れは、今日においても、新たな歌詞を生み出し新たな丹波篠山を更に後世に歌い継ぐ取組として脈々と生き続けており、今や300番にも上る「デカンショ節」を通じ、丹波篠山の街並みや伝統をそこかしこで体験できる世界が展開している。
    2015年4月認定。以下は、認定申請書類から引用

    デカンショ節と伝統の生きるまち

    • 篠山城跡
      篠山城跡
    • 八上城跡
      八上城跡

     大阪から電車に乗り北へ約1時間、さらに篠山口駅からバスで東へ5キロ、(たくま)しい緑の山々に囲まれた盆地、これがデカンショ節の発祥地丹波篠山である。中央に天下普請で築かれた篠山城があり、天守台に立てば、去り難い情懐を誘う町並みと山並みを一望することができる。

     城下町を中心に、宿場町、農村集落、窯業集落などの町や集落の景観、全国的にも著名な黒大豆や山の芋などを生産する田畑、緑豊かな山林や山並み、オオサンショウウオの()む清流、京文化や播磨地方の影響を受けた様々な形態をもつ祭礼などの伝統文化を含む重層的な歴史や文化が伝えられている。デカンショ節は、こうした伝統の生きるまちの中で、人々が200年に(わた)り、その時々の思いを込めて育んできた民謡である。

    2017年03月31日 08時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR情報
    PR
    今週のPICK UP