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    文化庁から「日本遺産」に認定された全国各地の文化財・伝統芸能をご紹介します。
    近畿・東海

    日本国創成のとき―飛鳥を翔(かけ)た女性たち―【奈良】

     【概要】日本が「国家」として歩み始めた飛鳥時代。この日本の黎明期を牽引したのは女性であった。この時代の天皇の半数は女帝であり、彼女たちの手によって、新たな都の造営、外交、大宝律令を始めとする法制度の整備が実現された。また、文化面では、女流歌人が感性豊かな和歌を高らかに詠い上げ、宗教面では、尼僧が仏教の教えを広め、発展させるなど、政治・文化・宗教の各方面で女性が我が国の新しい“かたち”を産み出し、成熟させていった。日本国創成の地である飛鳥は、日本史上、女性が最も力強く活躍した場所であり、その痕跡が色濃く残る地である。
    <2015年4月認定。以下は、認定申請書類から引用>

    • 高松塚古墳壁画(日本遺産「飛鳥」魅力発信事業推進協議会提供)
      高松塚古墳壁画(日本遺産「飛鳥」魅力発信事業推進協議会提供)

     古代飛鳥は女性を受容した新進の時代であったと言っても過言ではない。複数の女帝が誕生し、豊かな感性で、政治にかかわったのも古代飛鳥であり、宗教や文学においても女性たちの活躍を抜きにしては語れない。なぜ国が誕生する時に、女性の存在が大きくなるのであろうか? なぜ、古代において女性がこのように力強く活躍したのであろうか? その答えは、「飛鳥」にある。

    2017年03月31日 08時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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