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    文化庁から「日本遺産」に認定された全国各地の文化財・伝統芸能をご紹介します。
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    日本遺産とは? 審査基準は? いくつあるの?(2017年5月1日)

     地域に残る歴史的な文化財を一まとめにして、日本の文化・伝統を「物語(ストーリー)」として伝えられるもの。国内外へのPRに活用してもらい、地域を元気にするのがねらい。

     文化庁は地方自治体から候補を募集したうえで、外部有識者で構成される委員会の審査結果を踏まえて認定する。認定されると、多言語のホームページやパンフレットによる情報発信やボランティア解説員などの人材育成、国内外でのPRイベントなどに対して補助を行う。

    審査基準は?

     建物や遺跡、祭りといった文化財そのものではなく、いくつかの文化財を組み合わせて認定するのが特徴。「人々が引きつけられる内容になっているか」「隠れた魅力を打ち出しているか」といった基準で選ばれる。

      例えば、「近世日本の教育遺産群」は、水戸市の旧弘道館、栃木県足利市の足利学校跡など4市の藩校・私塾に関わる文化財をまとめ、武士や庶民の高い教育水準が近代化の原動力となり、国民性として受け継がれていることを示している。

     「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」(群馬県桐生市など4市町村)は、古くから栄えた絹産業で活躍した女性に焦点をあて、織物工場や石碑を構成文化財としている。

    全国でいくつあるの?

     初年度の2015年には40都府県の自治体から83件の「ストーリー」が申請され、「興味深さ」「斬新さ」「訴求力」などを基準にして24府県が関わる18件が日本遺産に選ばれた。翌年には19件が、今年は17件が新たに認定され、現在は54件になった。文化庁は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに100件程度に増やしていく方針だ。

    2017年05月01日 11時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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