文字サイズ
    文化庁から「日本遺産」に認定された全国各地の文化財・伝統芸能をご紹介します。
    近畿・東海

    「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅【和歌山県】

     【概要】 醤油 ( しょうゆ ) の起源は、遥か中世の時代、中国に渡り修行を積んだ禅僧が伝えた特別な味噌に始まる。この味噌の桶に溜まった汁に紀州湯浅の人々が工夫を重ね、生まれたのが現在の醤油であるという。醤油の醸造業で栄えた町並みには、重厚な瓦葺の屋根と繊細な 格子 ( こうし ) が印象的な町家や、白壁の土蔵が建ち並ぶ。通りや 小路 ( しょうじ ) を歩けば、老舗醸造家から漂ってくる醤油の芳香が鼻をくすぐり、醤油造りの歴史と伝統が、形、香り、味わいとなって人々の暮らしの中に生き続けている。
    2017年4月認定 。以下は、認定申請書類から引用>

    • 醤油の香り漂う町並み
      醤油の香り漂う町並み

     日本人の味覚に染みわたる繊細で深い味わいと(かぐわ)しい香りを持つ醤油。紀伊半島西岸、紀州湯浅の地で、産業としての醤油造りが産声を上げた。仕込桶の中で醸成され、零れ落ちた最初の一滴は、やがて水面(みなも)に広がる波紋のように日本中に広まり愛用され、私たち日本人の豊かな食文化の根幹を担い、今日(こんにち)では『醤油=Soy sauce(ソイソース)』は、世界の人々に和食の文化と共に認められている。

    2017年03月31日 07時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR情報
    PR
    今週のPICK UP