文字サイズ

    健二が戻ってくるまで!還暦祭に熟年大集合

    • ダイナマン!
      ダイナマン!

     半年ぶり、7回目(!)の還暦祭でした。宇宙刑事ギャバンなどでおなじみ、大葉健二さんが現在、療養中なので、今回は、歴代のレッドを演じた新堀和男さん、ダイナブラックなどを演じた春田純一さん、デスギラー将軍の高橋利道さんのレギュラーメンバーに加え、ミスターロボとして知られる日下秀昭さんが助っ人として駆けつけてくれました。


    • 健二さんのポーズをとる春田さん
      健二さんのポーズをとる春田さん

     まずは、竹本昇監督が書いてくれたミニ芝居から。デスギラー将軍と戦うゴーグルV。 闇堕ちしてマッドギャランになってしまう春田さんを救う会場の大きなお友達の声援。さらには、ゴーグルロボが駆けつけてくるという怒濤(どとう)の展開。最後は、ロボの日下さんや、まだ還暦じゃない私まで「いいんだよ!」とざっくりまとめる新堀リーダーによって巻き込まれ、全員で「還暦戦隊!健二が戻ってくるまでツヅケルンジャー」の名乗りを致しました。

     例によって、当日リハはこの芝居で手いっぱいで、芝居が終わった途端に、4人とも虚脱状態。「全然平気ですっ」と言う新堀さん、そもそもそこが「ですます」になっているあたりが、心ここにあらずの証拠です(笑)。これからトーク本番なんですけどね…(笑)。

    • 日下さんがきてくれました
      日下さんがきてくれました

     それにしても、いつもは等身大のヒーローと同じく等身大の高橋さんの戦いになるのですが、ロボが出てくると、なんか新鮮です。歴代のロボを演じた日下さんとは長い付き合いの竹本さんによると「日下さんは(出会った)最初からロボだった」とのことです。もちろん、日下さんはベテランアクターさんとして他のキャラを演じることも多いので、竹本さんによると、地球戦隊ファイブマンの時に「日下さんが日下さんを操縦して日下さんを倒す」場面まであったそうです。よく考えるとギネスものだな(笑)。

    • 武智くんも参加
      武智くんも参加
    • 還暦には見えない垂水さん(左)と佐久田さん
      還暦には見えない垂水さん(左)と佐久田さん

    • なごやかな雰囲気
      なごやかな雰囲気
    • 皆さん大先輩の前では神妙です
      皆さん大先輩の前では神妙です

     大葉さんの名代として、武智健二さんが登場し、疲れておとなしくなっているおじさまたちのトークを回してもらいつつ、イベントは進みます。一部には、「ニュー還暦」として、星雲仮面マシンマンの佐久田脩さんとレッドフラッシュの垂水藤太さんが登場。お二人ともお若くて、とても還暦には見えないのですが、ここで、やれ「糖尿病になってしまった」だの「血圧の上が200を超えた」だの、といった還暦らしいトークが展開されていました。病院の待合室じゃないんだから(笑)。

     盛り上がったのは、東條昭平監督の話ですかね。子役に厳しい(としか書けない)東條さん、ついには犬に向かってまで「台本、読んできたのか!」と叱ったとか。Y岡さんと並んで、レジェンド化が進む監督であります。佐久田さんも「僕は、口元が出ている面だったんですけれど、『唇で演技しろ』と怒られて『は?くちびる?』と思った」というお話も飛び出していました。

     その後、レッド・エンタテインメント・デリヴァーの若手に手伝ってもらっての殺陣講座があって第一部は終了。殺陣講座スペシャルとしては、日下さんによる「ロボ講座」もあり、ご本人の口から「必ず一度、右に戻ってから斬る」というアキバレンジャーでおなじみ、ロボの法則を伺うこともできました。さらには、ロボの剣を使ってのロボの動きの解説に会場は大いに盛り上がったのでありました。

    34年ぶり、赤と黒の再会!

    • 34年ぶりの再会
      34年ぶりの再会
    • 藤巻さん登場
      藤巻さん登場

     休憩をはさんでの第二部では皆さん、大葉さんの演じたヒーローの歌を歌いながら登場。さらには大葉さんの名乗りまで見せていただきました。春田さんが一生懸命やってくれたギャバンとか、ちょっと感動的でした。

     そんな第二部の最初のゲストは、超大物! 電撃戦隊チェンジマンから伊吹長官役の藤巻潤さんです。いやはや、長官が来てくださって何がいいって、この時点で、冒頭寸劇の疲れもとれ、「その話、2次会でしよう!」などと口走り、私に「今はイベント本番です。これは1次会じゃないから!」と叱られる新堀さんだったり、マイクを手に持っているのに、どうしても口元に持って行けない高橋さんだったりとかが、一気に「締まる」こと。私語もなく、快適に進行することができます(笑)。藤巻さんからは、千葉真一さんとの共演のお話などもちょっとお話しいただき、アクション全般について「絡んでくれる相手がうまくやってくれるからアクションが成立する。本当に当時の若い人に感謝している」というお言葉をいただき、還暦祭的にはちょっと感動、でした。ちなみに、藤巻さんと高橋さんが共演したはずの「カンフーチェン」についての記憶は「ぜんぜん思い出せない…。すみません」とのこと。もちろん高橋さんも「なんにも覚えてないの」とのこと。ま、還暦祭ですので、掘り起こしは無理ということで(笑)。

    • 笑顔の沖田さん
      笑顔の沖田さん

     続いてご登場いただいたのは、科学戦隊ダイナマンからダイナレッドの沖田さとしさん! 実は、この日、開演後に到着される予定だったのが、歌舞伎町で迷われてしまい、時間になっても会場に到着されていない!連絡は行き違うわでハラハラものでした。沖田さんを呼びたいと言い出したのは、ダイナブラックだった春田さん。一生懸命連絡をとってくださり、仕事で全国を忙しく飛び回る沖田さんの身柄を押さえてくださいました。本当に出番直前のご到着だったため、なんと、春田さんとのほぼ34年ぶりの再会は、舞台の上ということに。がっちり抱き合う春田さんと沖田さん、固い握手を交わす沖田さんと新堀さんに、こちらも目頭が潤みました。

    • うれしそうです
      うれしそうです
    • とっても楽しそう
      とっても楽しそう

     沖田さんからは、当時の苦労話がいおいろと…。爆破の中をダイナブルーの卯木浩二さんと駆け抜ける場面で、リハではタイミングがばっちりだったのに、本番では爆破のタイミングが早く、演技としてではなく、文字通り「吹っ飛ばされた」こと。あるいは、寄居の崖から転がり落ちる場面で、事前にJACの皆さんが岩を除けてくれていたにもかかわらず、隠れていた大きな岩の上に落ちてしまい、肋骨(ろっこつ)を数本(!)折ったこと。おまけにそのあとも撮影は続行だったそうです。車に引きずられる場面ではY岡さんが「(時速)30キロ出せ」というのを周囲が必死に止めてくれたこと。

     そこで「楽しかった思い出はないですか?」とうかがったら、長考に入ってしまった沖田さん(笑)。よほど考えないと、ないらしい(笑)。いかに大変だったか、ということですね~。

    あの戦隊が勢ぞろい

    • ゴーグルチームが三人
      ゴーグルチームが三人
    • 石井さんと春田さん
      石井さんと春田さん

    • 伊藤さん、柴原さんも参加
      伊藤さん、柴原さんも参加
    • 伍代さんも
      伍代さんも

     続いて登場したのが、大戦隊ゴーグルVでゴーグルブルーを演じた石井茂樹さんと、ゴーグルイエローの伍代参平さんです。伍代さんは、なんと、当時の黄島太(考えれば考えるほどすごい名前だ)の衣裳で登場されました。石井さんは、ゴーグルをやったのが「昨日です」といっても通じるほどの若々しさで、チーム還暦の度肝を抜いていました。お二人もゴーグルブラックだった春田さんとがっちりハグ。さらにそこに、変身後のゴーグルブルーだった柴原孝典さん、同じくゴーグルイエローだった伊藤久仁康さんも登場し、なんと舞台の上に、ピンク以外のゴーグルVがずらりと並ぶことになりました。ここでも、「あれはなんで新体操だったんだ」(え、いまさら?)とか「リボンは腹立った、絡むから」とか「ブラックの武器のあの変なやつ」「え?ボーリングのピン?」(正解はクラブ、もしくは棍棒(こんぼう))などの自由すぎる会話が飛び交いました。

    • トークに花が咲きます
      トークに花が咲きます

     でもそんな中で、石井さんがすごいいい話をしてくださったんですよね。打ち上げの時に、映画の話かなんかしていたそうなんですが「どうもそれが、子供番組を軽視した発言に聞こえたみたいで、柴原さんに呼び出されたんです」と石井さん。呼び出されて言われたのは「俺は子供番組に命をかけてやっているんです」という言葉だったのだそうです。なんていい話!なのに、当の柴原さんは「………。覚えてない…」と苦笑するばかり。残念ですが、これが還暦祭だから、仕方ありません。

    • 名乗る新堀さん
      名乗る新堀さん
    • 名乗る柴原さん
      名乗る柴原さん
    • 名乗る伊藤さん
      名乗る伊藤さん

    • ロボ発信
      ロボ発信
    • ロボ!
      ロボ!
    • ロボ!
      ロボ!

    • ロボだけではありません
      ロボだけではありません

     最後は、全員参加での名乗りメドレー。すごいよね。沖田さんが変身して新堀さんになるとか、ずらり横並びのゴーグルVとか、なにげに3人(そろ)っていて、「バク転」までやってくださる久仁康さんとか、「電撃戦隊出動!」なんて言ってくださった藤巻さんとか。でも、今回の最大の功労者は、日下さんでしょう。「○○ロボ発進」と新堀さんが言うたびに、ロボになってやってくる姿に、場内は大喝采でした。そうかと思うと、いきなり「グリッタちゃん」というくせ球も打ってくださったし。日下さんのおかげで、ひと味もフタ味も違う豪華な名乗りとなったのでした。


    • 5人での名乗り
      5人での名乗り

     ということで、第7回の還暦祭、最後は新堀さんの「これからも還暦祭を続け、健二が元気で戻ってくるのを待つので、応援よろしく!」という力強い挨拶(あいさつ)で幕を閉じたのでした。次回は、春かな。

    2018年11月02日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    mishio_profile.jpg 
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP
    大手町モールのおすすめ
    ブログ