独特の間合いや歌…トミーワールド全開

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平成ライダー第1号の富永研司さん

歌う富永さん
歌う富永さん

 特撮微熟女部祭の翌日は、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)の富永研司さんの富永祭でした。いやー、あの独特の間合いとかワーディングとか突然飛んで着地点が見えなくなるお話とか(苦笑)、その場でないと伝わらないものがあまりに多いトミーワールド。もう、それを「知りたい」「感じたい」という方は現場に来ていただくしかないのです。

 そんなトミーを作ったのは北九州の町。小学生時代からボクシングを始めた富永少年。サンドバッグは値段が高いから、と布袋に砂を入れたお手製サンドバッグを作り、パンチしたところ、一発で破れたそうです。部活は小学校では水泳部、中学ではハンドボール部に入りました。映画は好きだったものの、芸能の道に入りたいと思うにはまだしばらく時間がかかります。一番好きだった俳優さんは松田優作さんだった、ということで、ジョー山中の歌った映画「人間の証明」の主題歌を歌っていただく。あの独特のニュアンスの歌い方を、これまた独特に真似て歌うトミーに、私たち、リハで大爆笑だったのですが、本番になったら、お客様がシーンとして聴いている。そう、物まねではなく、普通に巧い歌を堪能しているような表情で聞いているんです。その光景に、歌っているトミーの方が堪えきれず、先に大爆笑してしまったのでした。

就職が決まらなかった時代はこんな髪形だったそうです(絵は本人)
就職が決まらなかった時代はこんな髪形だったそうです(絵は本人)

 高校を出て、就職活動をしましたが、当時、バリバリのリーゼントに決めた「ビーバップ」風だったトミーさん、バブル期にも関わらず、なかなか就職が決まらず、難儀します。ようやく建設会社に就職し、橋梁(きょうりょう)などを造る仕事に従事しました。このあたり、活字にしかねる面白い話が満載だったのですが、イベントに来た方だけのお楽しみ、ということで。

 ある日、手にした「カンフー図鑑大全集」でJAC(ジャパンアクションクラブ、現JAE

)の存在を知り、当時乗り回していた「ハコスカ」を売り払って資金とし、上京してJACに入りました。21歳の時です。デビューはヤクザ映画。その後、江戸村に忍者として勤務しました。当時、近隣の「ステーキ食べ放題」の店に仲間と行って本気の食べ放題をやってしまい、以後、その店が「忍者お断り」になったとか、近所の店で「なんか忍者が来てすごくたくさん食べたんだろう?」と言われたとか。「忍者なのにバレバレっすよね」と富永さん、笑いながら話していましたけれど、JACの皆さん数人(そろ)って本気の食べ放題は、たぶんお店的には怖かったと思います(笑)。

楽しそうです
楽しそうです

 舞台の仕事では加山雄三さんや郷ひろみさん、J事務所とも共演されたとのこと。郷ひろみさんからの連想で、何の因果か、2人で一緒に「林檎(りんご)殺人事件」を歌って踊る羽目になった党首。残念ながら、うちのアシスタントが間に合わず、写真はありませんが、あれ、結構ちゃんとしたダンスでくるくる回るところとか、何度やってもトミーと私が絡まり合ってしまって大変でした。

 この日も、もちろん植村喜八郎さんらによる喜八劇場は健在! 巨大化した(らしい)いいんだよグリーンだよズが等身大に戻ってやってきて、楽しい殺陣とコント(笑)を展開、さらにはあのアニメのあの歌を踊ってもくれて大盛り上がりでした。

グリーンだよズ登場
グリーンだよズ登場
華麗な殺陣
華麗な殺陣

卯木浩二さんも加わり「愛の正拳突き」
卯木浩二さんも加わり「愛の正拳突き」
名乗ってます
名乗ってます

 さて、なぜこの祭のバトンがトミーに回ったかと言えば、トミーさんが、平成ライダー1人目の「仮面ライダークウガ」のスーツアクターだから、にほかならないわけです。ちょうど、台湾でパワーレンジャーショーのスーツアクターなどをやっていた頃で、クウガになったのは金田治監督の推薦だったそうです。クウガのマスクは、実に見えにくくて、走る場面では、前が見えないままにとにかく突進していたとか。それを止めるために、後輩に横からタックルかけられた、なんて話も出ていました。

名乗ってます
名乗ってます
名乗りです。
名乗りです。

「すしざんまい!」にしか見えない…

なぜか全員で「すしざんまい」
なぜか全員で「すしざんまい」

 が! とりあえず私の中ではこのイベント、この話のあたりの印象は「すしざんまい!」につきます。そして、もう「すしざんまい」にしか見えない。「すしざんまい」のポスターを見るとトミーを思い出す、というほど強く深く刷り込まれてしまいました、はい。すしざんまいが何か、は平成が終わった頃じゃないと、文字にはできないなー(笑)。というわけで、来た方、お得なイベントでした。

 そしてイベントは、次回、12月6日の鈴村展弘監督へとつながっております。高校時代から知っている鈴村監督のディープな話を引き出したいですねー。ダンスや歌については、一部、監督がカプセル怪獣を用意するそうですので、そちらもお楽しみに。

49952 0 日本特撮党 党首の活動報告 2018/11/16 12:00:00 2018/11/16 12:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181115-OYT8I50064-T.jpg?type=thumbnail

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