リアリティー重視「クウガ」で監督デビュー

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歌う鈴村さん
歌う鈴村さん

 平成仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズの監督、鈴村展弘さんをお招きしての「鈴村祭」をやってきました。クウガのスーツアクターだった富永研司さんからのバトンです。とはいえ、実は鈴村さんとは、私はものすごく長―いおつきあい。彼が高校生、私がアメリカ留学中の頃に初めて出会っているから、もう30年以上になります。

 鈴村さんは子供の頃からの「ライダー派」。巨大ヒーローよりは、断然ライダーが好きだったといいます。その理由は「あの頃、町に空き地がいっぱいあって。ああいう物陰から今にもショッカーが出て来そうで、すぐそこにいそうでリアリティーがあった。一方、巨大なヒーローは、本当に出て来たら建物とか壊れちゃうじゃないですか。『あ、いないな』と子供心に思っていた」と話します。おお、同志よ!!(笑)

 中学3年の冬に、渋谷東映で開催された「東映テレビヒーローフェスティバル」を訪れたのが、この世界に入るきっかけだそうです。私もうっすら覚えているこのフェス(覚えているが、私は行けていません。いや、だからむしろ、悔しさとともに強く記憶に残っている)、オールナイトイベントだったのです。当然中学生は入れない。その時に、気の毒がってくれたのが、平山亨プロデューサー。これがきっかけとなり撮影所見学をし、監督の道に足を踏み入れることになったのです。このあたりの経緯は、1月発売の「仮面ライダーフィギュアコレクション」最終号の「ライダー交友録」でしっかり語られていますので、ぜひこちらをお読みください(笑)。

 お互い、中学時代に平山さんと会ったのがきっかけで、このネイキッドロフトで「鈴村祭」をやっている。不思議なご縁を感じながら、二人で「たたかえ七人ライダー」をデュエットまでしてしまいました。

監督とデュエット
監督とデュエット
監督のトークに爆笑
監督のトークに爆笑

怪人が人を襲うと、担当は捜査一課ではなく…

 鈴村さんが監督デビューしたのは「仮面ライダークウガ」の総集編。スケジュールもお金もカツカツになって総集編をやらざるを得なくなった時に、監督デビューの話が回ってきたのでした。主に助監督として働いたクウガの現場で重視したのは、「リアリティー」。 もっとも1970年代に自分が感じたリアリティーと現代は違うはずです。もし、現代に怪人が出現したら、やはり警察が出てくるだろう、という思いで、事前には警視庁に取材もしたそうです。これが結構面白かった。鈴「グロンギという怪人が出てきて人を襲うんですが」警「その人たちは人語をしゃべれないんですよね?」鈴「はい、今は」警「……今、は?」鈴「えーと、やっぱりその場合、(殺人などを担当する)捜査1課が出動するのでしょうか?」警「いや、この場合、害獣駆除扱いになるので、1課は出ません。熊とかと同じ扱いです」鈴「……。く…ま…ですか…」

 いずれにしろ、警視庁はとても協力的で、色々なことを教えてもらったからこその、クウガのリアルな警察描写につながったのだそうです。

 そんなお話をしつつ、監督にダンスを振ったところ、「僕は無理なんで、今日は大先輩方をお願いしました」と、カプセル怪獣ならぬカプセルヒーローズ(爆)を呼び込む監督。ジライヤの筒井巧さん、メタルダーの妹尾青洸さん、そしてウルトラマンアグルなどのスーツアクターも務めた清水一哉さんが登場し、「USA」を踊ってくださいました。皆さんリハからずーっとダンスの練習をして、筒井さんなんて「USA」と胸に大きく書かれたトップスまで着て来てくださったんですよ。見事なUSAでした。

チームUSA
チームUSA
USAと、それを見守る監督の背中
USAと、それを見守る監督の背中

 最後には、これからのライダーへの希望も語ってくれた監督、ライブならではの鈴村祭でした。ぜひこれは、2回、3回と続けたいです。

 そして監督からのキラーパスは2月28日、「ここか…祭りの場所は」の萩野崇さんに回りました。お楽しみに!

55207 0 日本特撮党 党首の活動報告 2018/12/21 05:20:00 2018/12/21 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181220-OYT8I50061-T.jpg?type=thumbnail

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