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    新しい道が開けた?橋本みゆきさんの歌祭

    • 熱唱する橋本さん
      熱唱する橋本さん

     今年ラストの「歌祭」は、「初めまして」の橋本みゆきさんが主役でした。打ち合わせで「どうもはじめまして~」と名刺を渡しながら、ばっさり無茶を振る。そんな私の要求に想像以上に無茶に応えてくださり、「ニュー橋本」への道が開けるイベントとなりました(?)。

     三人姉妹の橋本さん。幼い頃からピアノを習っていました。練習は大嫌いだけれど発表会は大好き、そして本番には強いというタイプだったそうです。好きだったアニメは、お母様が好きでよく歌っていたという「キャンディ・キャンディ」。そしてお約束の戦隊の歌を、とお願いしたところ「バイオマンもチェンジマンも見ていたんですが、一つずっと思い出せないのがあって、日の丸みたいな…」と言いかける橋本さん。そこに、ちょっと得意げにミスアメリカのポーズをとりながら「バトルフィーバーJですね!」と答えた党首。ウン十年の謎を、一瞬にして解いて差し上げました。というわけでバトルフィーバーJも歌っていただく。

     小学校ではバドミントン、中学では吹奏楽部に入り、高校では弓道部。一貫性はほとんどないような気がしますが、そんな中、バンド活動も始めました。そのバンドでは意外なことに昭和歌謡も歌っていたとのことなので、ここで山本リンダさんの歌を1曲。「狙いうち」を振り付きで歌っていただきました。

    • 歌う橋本さん
      歌う橋本さん
    • 歌う橋本さん
      歌う橋本さん

    長い間奏の間にやっていたこととは

    • 手品を披露する
      手品を披露する

     そして、一部ラストが今回のメーンイベントでした。高校時代にバンドをやっていた頃、間奏の長い曲になると、空間を持て余し、「あること」をやっていた、と打ち合わせでぽろりと口にしてしまった橋本さん。「あること」とは…。

     なんと、マジック、手品をやっていたのだそうです。じゃあそれをぜひ再現してもらおうじゃないか、とお願いし、間奏の長い歌ということで、同じ事務所のきただにひろしさんの「ウィーアー!」をチョイス。熱唱し、間奏になると小道具のその日の読売新聞(ココ重要)を手にとり、新聞に水を注ぎ「消えた!」というマジックをやってみせた橋本さん。これがまあ、なんというか、タイミングといい、曲想といい、見事に「ウィーアー!」とマッチしていたのでありました。これ以来、間奏の長い曲を耳にするたびに「これなら手品できるじゃん」と思ってしまう私なのでありました。

    • 種も仕掛けもないはずなのに
      種も仕掛けもないはずなのに
    • なんと!水が出て来ました
      なんと!水が出て来ました

     なかなか、歌で生きていくという決心がつかず大学を受験し、経営学部にすすみます。就職を前にして、ようやく「自分のやりたいことをやらないと人生後悔する」という結論に達し、会社に就職する一方、歌のオーディションを受けたり、ボイトレにいったりするようになります。

     仮歌の仕事が来るようになり、それにも慣れていた頃。その日も仮歌のレコーディングだと思い、スタジオに行ったところ、人が多い。おや、と思いながらも歌って無事に終わる。その数か月後、とある「アニメなのになぜかぼかしが入っている」パッケージのゲームを渡されたところ、自分の名前が歌唱者として入っており、知らぬ間にデビューしていた、というのがアニソンデビューのきっかけなのだそうです。もっともご本人は、デビューした、ということより、そのパッケージの方に驚いたらしいです(苦笑)。

     そんなお話をしていただきながら、これも「一番好きな歌だったが、これまで探せなかった」というゴッドマジンガーのエンディング「時間の誘惑」や今年の戦隊ルパパトの主題歌、「We can!! HUGっと!プリキュア」などを歌っていただきました。

    武蔵野線は走行時の音が大きくて…

     ちなみに、「どうしても語りたい」と打ち合わせで口にしていた「武蔵野線」についての一言。橋本さん(いわ)く「武蔵野線は走る時の音が大きく、声を出しても周りの人が気がつかない」。それを実験すべく、ある時、少し小さな声で歌うのから始め、つり革につかまりながら、大声で熱唱する、までを毎日少しずつ声のボリュームを大きくしてやってみたのだそうです。結果「ちゃんとシャウトしても誰も気がつかないから、やはり武蔵野線は音が大きいんです」と語る橋本さん。いや、それ、誰も気づかないんじゃなくて、怖くて皆気がつかないふりをしていただけなんじゃ……。て、天然???

     和やかにそんなトークを繰り広げつつ、最後は「秋色」「シンフォニック・ラブ」「Faze to love」とご自身の歌を歌っていただき、歌祭59はお開きとなりました。

     そして、橋本さんからのご紹介、AiRIさんの「歌祭60」は2月22日です! もう60回だよ! 我ながらビックリ、です。

     今年も一年、この欄を読んでいただき、ありがとうございました。

     皆様、どうぞよい年をお迎えくださいませ。

    2018年12月27日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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