エヴァンゲリオンに登場の駅、「聖地巡礼」のファン相次ぐ…「シンジがいるような気が」
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公開中のアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の大ヒットを受け、総監督の庵野秀明さんの出身地・山口県宇部市が盛り上がっている。映画に駅など市内の風景が登場し、「聖地巡礼」するファンが相次いでいる。映画制作に協力した市内の団体は10日からパネル展を開催する。

映画の重要な場面で登場する同市中心部のJR宇部新川駅では5日、映画のポスター前で記念撮影するファンの姿が見られた。島根県浜田市から来たファン(27)は「映画の主人公・シンジがいた場所。実際に来てみると、シンジがいるような気がする」と語った。
同駅では公開直後から入場券を記念に購入するファンが急増した。普段は1日数枚程度だが、今は100枚を超える日がある。
興行通信社(東京)によると、映画は3月8日の公開から4週連続で首位を走り、累計の動員451万人、興行収入68・9億円を突破し、シリーズ最高記録を更新。映画に同駅や宇部線の列車が登場し、公開直後からSNSで話題となった。
エヴァ・シリーズにはこれまでも宇部のラーメン店「中華そば一久」や宇部港などが登場してきた。
様々な映画のロケ地誘致に取り組む「宇部フィルムコミッション」は、10日から5月31日まで旧井筒屋宇部店で映画公開を記念したパネル展を開催する。シリーズの名場面やキャラクターのパネル約20点を並べる予定だ。事務局の村田枝里夏さん(29)は「庵野さんの作品とともに宇部を盛り上げていきたい」と話す。